アナログ放送録画に必要な容量
アナログ放送の録画では、TV番組の映像をデジタルデータに変換(エンコード)して録画します。アナログ放送録画には目的に応じたいくつかの録画モードが用意されています。最近のレコーダーではこの録画モードをXP、SP、LP、EPなどの記号であらわすように統一されてきました。メーカーによって同じモード記号でも画質がやや異なる場合がありますが、1つの目安になります。
DVD・HDDレコーダーの標準的な録画モードが「SP」モードです。これはVHSで言うとS-VHS標準モード並の画質になります。1時間あたり約2.2GBの容量が必要になり、DVDにSPモード録画した映像を約2時間録画できます。「LP」モードはVHS標準録画程度の画質で、長時間録画したいときに使います。1時間あたり約1GBの容量が必要になります。
録画モード |
1時間の録画に必要な容量 |
同等なVHS録画 |
XP(高画質) |
約4.3GB |
DVD画質 |
SP (標準画質) |
約2.2GB |
S-VHS標準程度 |
LP(長時間録画) |
約1GB |
VHS程度 |
EP(超長時間録画) |
約0.7GB |
VHS3倍モード程度 |
アナログ放送の代表的な録画モードと画質・容量の関係 |
デジタル放送の録画に必要な容量
「DR(ダイレクトレコーディング)」録画あるいはTS録画は、アナログ録画とは異なっています。デジタル放送はデジタル圧縮した映像を放送しているのですが、DR録画ではこの圧縮映像をそのままハードディスクに保存します。そのため、「SD」(標準画質)放送はSD画質で、「HD」(ハイビジョン)放送はHD画質で録画されます。なお、デジタル放送でも、DR録画ではなく、アナログ放送のように画質を指定したエンコード録画もできます。この場合、画質はアナログ録画と同等になりますが、当然、画質はDR録画よりも低くなります。
録画モード |
1時間の録画に必要な容量 |
地デジHD(高解像度) |
約8.1GB |
SD(標準画質) |
約5.3GB |
ハードディスク容量の全部が使えないってホント? 詳しくは次のページで。