ブルーレイレコーダー/ブルーレイ・DVDレコーダーの基礎

デジタル放送対応のDVD、CPRMディスクとは

デジタル放送対応の録画用のDVDディスクにはCPRMという技術が使われています。このCPRM対応ディスクとは何なのか?次世代DVD「ブルーレイ」ではどうなっているのか?を説明します。

一条 真人

一条 真人

デジタル ガイド

2冊のパソコン雑誌の編集長を務め、その後フリーに。小説家としても活動した後、各種雑誌でコンピュータ、デジタルAV関連の執筆しています。「必ず作れるDVD」「図解 Blu-ray HD DVDがわかる」など、いままでに50冊以上の著書があります。

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地デジ録画にはCPRM対応メディアが必要

大手家電量販店などの店頭で記録型DVDメディアを見ていると、それが大きくわけて「デジタル放送対応」のものとそうでないものに分かれているのに気がつきます。

このデジタル放送対応のDVDメディアというのは、実は「CPRM」という著作権保護規格に対応しているメディアです。地デジ録画にはCPRM対応メディアが必要です。今回はこのCPRMとは何か?について説明します。


CPRM対応メディアと普通のメディアの違い

CPRM対応メディアは、通常のデータ書き込み領域の外側の「BCA」(Burst Cutting Area)という部分に、そのメディア固有の世界でただ1つとなるユニークな「メディアID」という識別情報(暗号キー)を持っています。そして、リードイン領域にMKB(Media Key Block)というもう1つの暗号キーを持っています。MKBは生産ロットによって変更されるキーです。

これが通常のディスクとCPRM対応ディスクの違いです。そして、これらの暗号キーは録画映像を暗号処理・復号処理するために使われます。
CPRMメディアの構造

CPRMメディアの構造



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