暗号化の仕組み

実際の録画時は、まず、録画機器自体が持っている「デバイス鍵」とMKBで暗号処理が行われ、「メディアキー」が生成されます。これをメディアIDで暗号化してディスクに書き込みます。

このディスクを再生する場合、データが暗号化されているので、正常に復号しないと再生することができません。この復号には、暗号化の場合と逆の順序で、メディアID、メディアキー(MKB+再生プレイヤーのデバイスキー)で復号処理が行われます。

そのため、ディスクのデータ自体をそのまま他のディスクにコピーしたとしても、同じロットのディスクであればMKBは同じでもメディアIDは個々のメディアで異なるため、再生ができないのです。ちなみにCPRMはビデオレコーディング形式で使われる暗号化形式です。
暗号化処理の方法

暗号化処理の方法



デバイスキーを使う理由は?

CPRMに対応した録画機器、再生機器が持つデバイスキーはメーカーが勝手に使っていいものではなく、暗号化ディストリビュータからメーカーに与えられるものです。

メディアディスクだけでなく、録画機器・再生機器にもデバイスIDを持たせ、暗号化処理の輪に入れているのには理由があります。それはデバイスキーの流出などによる不正な機器によって、データを取り込まれたりして、流出してしまうのを防ぐためです。

不正な機器が発見された場合、その機器での暗号化復号化ができないようにMKBのデータを構成することで、不正機器での録画再生処理を不能にすることができるのです。


ブルーレイでは?

次世代DVDと呼ばれるブルーレイでも、著作権保護のために、基本的にはこのCPRMと同じような仕組みを取り入れています。記録型ブルーレイのビデオ用(あるいは録画用)ディスクには同じように暗号キーが隠され、それを使って暗号化して記録するようになっているのです。


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