外貨預金に為替リスクはつきもの
リスクを知って、対策をたてよう!
どんな状況になると、どのくらいの利益や損失が生じるのかをイメージしておくことは、リスクを理解する上で欠かせません。
外貨預金を預けるときと引き出すときのレートに注目
外貨預金には預けるときのレート(TTS)と、引き出すときのレート(TTB)という2つのレートが存在します(詳しくは往復かかる、為替手数料のしくみを参照して下さい)。預けたときよりも引き出すときの方が円安なら利益、円高なら損ということになりますが、より具体的な数字を見るならWebシミュレーションが便利です。以下に便利な外貨預金の損益シミュレーションサイトを紹介するので、2つのレートの他、預ける金額、期間、金利を入力して、利益や損失の金額を確認してみましょう。
外貨預金のリスクを抑える2つの対策
外貨預金の為替リスクは、どの通貨を選ぶかによって異なります。過去10年ほどの期間を見ると、アメリカ・ドルやユーロに比べて、オーストラリア・ドルやニュージーランド・ドル、カナダ・ドルなどの為替レートの変動が激しく、タイミングによっては円換算したときの価値が半減したり倍増したりするほどのリスクがあります。リスクを抑えるには、大きく2つの対策があります。1つは、値動きの異なるものを組み合わせるとリスクを小さくすることができるという性質を活かして、複数の通貨を組み合わせること(通貨の分散)。
もう1つは、預ける時期を分けたり、引き出す時期を分けたりすること(時間の分散)です。リスクを理解してしっかり対策を立てた上で、外貨預金にチャレンジして下さいね。
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