インドのピクルス、アチャール
ヒンディー語でピクルスをアチャールと言います。ターリーにも必ず付いてきますし、ちょうど日本人が漬物を食事毎にちょこっと食べるのと同じように、インド人は食事時にアチャールを食べています。もちろんものにもよりますが、多くの場合、日本人の口には相当強く感じる味。レモンのアチャール、ショウガのアチャール、マンゴーのアチャールなどが定番です。インド人の家に行くとたいていは、「マータージー(母親)が作ったアチャール」などの瓶詰が並んでいます。まさに、「母親が漬けた漬物」の感覚ですね。
ヨーグルトのカレー、カリー
平たく言うと、ヨーグルトのカレーのことです。知らない限りは、先に述べた「カレー(Curry)」と日本人の耳には同じに聞こえますが、両者は何の関係もありません。実際は、「カリー」と「カディー」の中間くらいの発音です。カリーは、クリーミーでコクがある味。ヨーグルトをたくさん入れて煮込んで作ります。同じようにクリーミーでコクがあるバターチキン(バターをたくさん使ったチキンカレー)などに比べて、甘みがないのが特徴かもしれません。パコラを入れたカリーは定番です。インドのスイーツ、ミターイー
にんじんを炊き込んで、カルダモンなどで風味付けをしたできたてのにんじんのハルワー
インドの街角には至る所にミターイーの店があり、ガラスケースの中にはぎっしりと色とりどりのミターイーが並んでいます。牛乳から作るラスマライや、茶色い丸いだんご状のグラーブジャムンなどは定番。ターリーにも必ずミターイーがつきます。招かれごと、お祝い事、誕生日、おみやげ、何かにつけインド人はミターイーをやりとりする習慣があり、日本の菓子折りと同じような役目も果たしています。
液体バター、ギー
牛乳から作ったインドの液体バター、ギー。牛乳をひたすらかき混ぜながら、ゆっくり煮詰めていくと最後にギーができます。ナーンやご飯などにかけて食べたり、料理に使ったりと、インド料理には欠かせません!パーパル
日本では「パパド」という名で定着してしまいつつあるようですが、正しくは「パパル(パーパル)」という名で、インドのつまみの定番。現地でパパ「ド」では、まず通じないでしょう。豆の粉で作ったせんべいのようなもので、直火で焼くか、油で揚げて食べます。プレーン、胡椒味、チリが入った辛い味のものなど、いろいろあります。食事の前のつまみとして必ず出てくるので、料理が来るまでの間、なんとなくパーパルをつまんで口を慣らす、みたいな「お通し」のような役割もあると言えるかもしれません。ターリーにも、たいていパパルがついてきます。タンドゥーリ
後ろに見えるのがタンドゥーリ。手前はナーンの生地
チャーイ
チャイ屋のにいさん