軍事大国の参加が課題
もちろん、発効が決まっただけで、アメリカ、ロシア、中国など、軍事大国は条約そのものに非加盟であるなど、まだまだ課題は残ります。
JCBLの代表理事の北川泰弘さんも「イギリス、カナダ、オランダ、イタリア、スウェーデンやアジアの主要国などの国々は、加盟していても条約の批准をしていません。クラスター爆弾による被害が大きかったイラク、レバノンなどでも、署名のみで未批准で、カンボジアは署名すらしていないのは残念です。」とコメントしています。
1つでも多くの国がオスロ条約に参加することを、今後求めていかなければなりません。
さらに、日本を含めた批准国が、条約に定められた事項を守っていくるか、どうかも、チェックしていく必要がありますし、犠牲者やその家族への支援など、地道な活動も必要とされます。条約のゆくえを今後、関心を持っていきましょう。クラスター爆弾とクラスター爆弾禁止条約の詳しい情報はJCBLのサイトに掲載されています。ぜひ、訪れてみてください!
また、JCBLでは、3月20日東京・八王子にて、東京八王子ワイズメンズクラブによる地雷・クラスター爆弾廃絶のためのチャリティコンサートを開催予定です。