ボランティア/良い社会を作るために

NGOが切り開くクラスター爆弾根絶への道(3ページ目)

クラスター爆弾禁止条約の批准国が30カ国に達したことで、2010年8月1日に条約の発効が決まりました。そもそもクラスター爆弾ってなに? 条約発効にどんな意味があるの?など、しっかり勉強しておきましょう。

筑波 君枝

執筆者:筑波 君枝

ボランティアガイド

軍事大国の参加が課題

もちろん、発効が決まっただけで、アメリカ、ロシア、中国など、軍事大国は条約そのものに非加盟であるなど、まだまだ課題は残ります。

JCBLの代表理事の北川泰弘さんも「イギリス、カナダ、オランダ、イタリア、スウェーデンやアジアの主要国などの国々は、加盟していても条約の批准をしていません。クラスター爆弾による被害が大きかったイラク、レバノンなどでも、署名のみで未批准で、カンボジアは署名すらしていないのは残念です。」とコメントしています。

1つでも多くの国がオスロ条約に参加することを、今後求めていかなければなりません。

さらに、日本を含めた批准国が、条約に定められた事項を守っていくるか、どうかも、チェックしていく必要がありますし、犠牲者やその家族への支援など、地道な活動も必要とされます。条約のゆくえを今後、関心を持っていきましょう。クラスター爆弾とクラスター爆弾禁止条約の詳しい情報はJCBLのサイトに掲載されています。ぜひ、訪れてみてください!

また、JCBLでは、3月20日東京・八王子にて、東京八王子ワイズメンズクラブによる地雷・クラスター爆弾廃絶のためのチャリティコンサートを開催予定です。
 

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