全て選択
Finderで表示中のウインドウの中身のファイル・フォルダをすべて選択したい場合は、command + a (Allのa) と操作します。テキストを全部選択する場合でも、このキーボードショートカットですべてのテキストを選択したり、グラフィックソフトであれば、現在選択中と同じ種類の図形をすべて選択という動きになることもあります。
ファイルダイアログの操作
ファイル選択ダイアログ上で覚えておくと便利なキーボードショートカットを紹介します。ヘルプを見ないと気付かないので、何度も操作して体に染み付かせましょう。まちがいなく作業効率があがります。●フォルダ位置を移動する
- command + d (Desktopのd)
→表示しているフォルダ位置をデスクトップへ移動 - command + option + h (Homeのh)
→表示しているフォルダ位置をホームフォルダ(/Users/’あなたのログイン名’)へ移動 - command + option + c (computerのc)
→表示しているフォルダ位置をコンピュータに移動 - command + option + f (Favoritesのf)
→表示しているフォルダ位置を「お気に入り(//Users/’あなたのログイン名’/Favorites)」へ移動
※使用できない場合があります - command + option + a (Applicationのa)
→表示しているフォルダ位置をアプリケーション(/Applications)へ移動 - command + option + i (iDiskのi)
→表示しているフォルダ位置を「iDisk」 へ移動
●新規フォルダを作成する(ファイル保存時のみ)
- command + n (Newのn)
→新規フォルダを作成します。Finder上でも有効ですが、ファイル選択ダイアログ上でも使えます
- command + r (Replaceのr)
→“置き換え" ボタンを選択
アプリケーションによってはreturn /enter で操作します - command + d (Don't saveのd)
→“保存しない" ボタンを選択
キー操作とマウスの組み合わせ
キーボードショートカットとは微妙に異なりますが、特殊キーを押さえながらマウスをクリックしたり、ドラッグすることで、通常とは異なる機能が働く場合があります。- option + 他のアプリケーションのウインドウ or Dock アイコンをクリック
→現在のアプリケーションを隠し、クリックしたアプリケーションに切り替えます。 - command + option + Dock アイコンをクリック
→クリックしたアプリケーション以外をすべて隠します - command + “背面にある"ウインドウタイトルで、タイトル名以外の場所をドラッグ
→背面ウインドウを背面のまま移動
※Mac OS X では、command キーを押しながらだと、背面のウインドウをスクロールさせたり、背面のドキュメントのテキスト選択を行ったりすることができます。(アプリケーションによって動作は異なります) - command + ウインドウタイトル をクリック
→そのフォルダウインドウの階層メニューを表示して、すきな場所に移動(Finder) - command + ドラッグ&ドロップ
→主に“移動" の操作となり、Finderでは選択中のファイルをグリッドに整列するという意味もあります
※Mac OS X では command + ドラッグ&ドロップ で異なるボリュームへのファイル移動も可能です。 - option + ドラッグ&ドロップ
→主に“コピー”という意味があります。Finderではファイルのコピーが行われます。スクロールバーで行うと、スクロールの量が細かくなり、微妙なスクロールが可能です - command + option + ドラッグ&ドロップ
→Finderでは選択したファイルのエイリアスを作成します。 - command + Dock アイコンをクリック
→クリックしたDockアイテムの場所をFinderで開きます - shift + Dock 区切り線を画面左右または下にドラッグ
Dock の位置を左右か下に移動できます
以上が全てではありませんが、これだけマスターすれば Mac OS の使い勝手は格段に向上するでしょう。ぜひ、チャレンジしてみて下さい。
あと、Mac OSで興味深いのは、command キーなどと同時に使用するキーが、ほとんどの場合実行する機能に関連する英語の頭文字であるという点にも注目です。
マニュアルに書いていなくても、“command + 英訳コマンド名の頭文字" で操作すると、なにか便利なキー操作を発見できるかもしれませんよ?