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広角レンズの役割と特徴とは?

デジタル一眼カメラの利点のひとつとなる交換レンズ。今回はより広い空間を撮影できる広角レンズの役割と特徴を見てみるとしよう。

清水 博之

執筆者:清水 博之

デジタルカメラガイド

広角レンズの役割と特徴とは?

マイクロフォーサーズ用20mm/F1.7は換算で40mm相当となるので広角レンズというには微妙なところ。

マイクロフォーサーズ用20mm/F1.7は換算で40mm相当となるので広角レンズというには微妙なところ。

広角レンズとはおおよそ24mm~35mm相当の焦点距離のものをいう。
24mm以下の焦点距離は超広角、35mmを上回るものは標準レンズと呼ばれるようになる。レンズの製造会社によっても呼称は異なるが「広角レンズとは、おおよそこのくらいのもの」であると考えてもらえれば意思疎通に問題はないだろう。

ただ、デジタル一眼カメラの撮像素子にはさまざまな大きさがあるので、レンズに書かれている焦点距離と35ミリ換算にした場合の数値は異なっている。

それぞれのフォーマットで、以下の焦点距離がおおよそ広角レンズと呼べる範囲となる。

  • (マイクロ)フォーサーズ 12-18mmていど
  • APS-C           16-22mmていど
  • フルサイズ         24-35mm

さて、広角レンズの特性というものは主としてふたつある。それを見ていくとしよう。

より広いアングルを撮影できる

ひとつはもちろん、より広い空間を写せるということだ。特に屋内でこの特性は活かされる。屋外撮影であれば被写体から遠のくことでより広角になるわけだが、スペースの限られている屋内ではそうはいかない。

そこで広角レンズの出番というわけだ。下の2枚の画像は同じ位置からレンズを変えて撮影したものである。
換算35mm相当で撮影

換算35mm相当で撮影した画像

換算28mm相当で撮影した画像。

換算28mm相当で撮影した画像。

昨今のキットレンズであっても28mm相当からスタートするズームレンズがほとんどなので、さほど意識せずに広角レンズの恩恵に浴している読者も少なくないだろう。

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