投資信託/投資信託の手続き(申込みから購入・売却)

窓口で投資信託を購入する前に読む3つのポイント

コンサルティングの充実した証券会社、銀行の窓口で投資信託を購入する方も多いようです。上手に購入するポイントは、事前に投資信託のことをよく理解しておくこと。あくまで主役はあなたです。

執筆者:牧野 なな子

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自分の意志で決めるには、なぜ買うか、どんな商品か、把握してからにしましょう。「今買わないと損をする!」は厳禁です。

「今買わないと損をする!」は厳禁です。

ネット証券の利用が増えたといえども、まだまだ投資信託の販売窓口は銀行と証券会社が圧倒的。そして、残念ながら、「よくわからなかったけど」と投資信託を購入されている方も少なくありません。
投信を買うのは難しいと思われがちですが、洋服を買う際、TPOや自分に似合うかどうかを悩んで買うのと同じこと。状況と目的、そして商品の中身を知る、この3つがポイントです。

1.自分のリスク許容度を知っておく

ハイリターンの表裏一体のハイリスク。投資と長く上手に付き合うには、投資に対する知識・経験・財産の状況から自分のリスク許容度を把握しておくことが大切です。法令で決められていることもあり、窓口では必ず書面で確認されますが、事前に自分でもイメージしておきましょう。質問に答えてリスク許容度をはかるサイトを利用すると便利です。
(例)全国銀行協会リスク許容度診断

2.投資目的を明確にしておく

投資の目的を明確にしておくことが金融商品選びの最大のポイントです。
  • 教育資金で時期が確定しているものか
  • 住宅やリフォーム、車の資金などある程度時期の目安が決まっているものか
  • 用途の決まっていないお金で期間を意識せず投資に回せるものか
例えば、教育資金が必要な時期が3年後と決まっていれば、大きなリターンは見込めなくても流動性が高いMMFにしておく。車の購入を5年以上先に考えているなら、最初はほどほどの「収益性」を求める投資信託で運用し、途中収益が上がったところで、安全性のあるものに切り替えるなど、期間に合わせた選択が考えられます。
長い期間運用できる老後資金は、多少のリスクがあっても「収益性」のある株式投資信託で収益を目指せるでしょう。

具体的な金額と目標利回りをシュミレーションするにはこちらの記事を参考に。
【参考】自分にぴったりの投資信託って?

次のページでは、実際にカウンターで商品説明を受ける際のチェックポイントをお伝えします。
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