画像化しても構わない例
上記の理由から、画像化せずに済む場合は極力画像化しないことが望ましいでしょう。
文字を画像化しても、それほど問題にならない例としては、「タイトルロゴ」が挙げられます。
タイトルロゴのようにデザイン性が重要な文字は、最も画像化したい例でしょう。
ロゴで使われるような短い文字列は、alt属性に適切な代替文字さえ指定しておけば、画像化してもさほど問題にはなりません。 検索対象にする必要性も低いでしょうし、修正したくなる頻度も少ないでしょう。サイズを変更したいと思われることもあまりないと考えられます。
どうしても画像化したい場合
よく画像化したくなる例としては、メニュー項目が挙げられます。 メニューを整って見せたり、複雑に装飾されたメニューを実現するために、様々なホームページでよく画像化されています。
メニュー項目も短い文字列ですから、alt属性に適切な代替文字さえ指定しておけば、画像化しても問題にはならないと思われるかも知れません。 しかし、メニューはナビゲーションに重要なものですから、文字サイズを変更したい(大きくしたい)と思われる可能性があります。 ですから、画像化はあまり望ましくありません。
しかし、デザインが重要な場合で、そのデザインが画像でしか実現できそうにない場合、どうしても画像化したいと思うこともあるでしょう。
その場合は、別の場所に、テキストで作ったメニュー項目も用意しておくことをお勧めします。 それなら、メニューが小さくて扱いにくいアクセス者は、テキストで作られたメニューの方を使うことができます。
おわりに
今回は、文字を画像化する際のデメリットについて、簡単にご紹介致しました。
画像化された文字を多用されている方々は、ぜひ、「画像にしなくてもいい箇所があるのでは?」ともう一度考えてみて下さい。
※なお、画像(img要素)に「alt属性」を使って代替文字を指定しないのは論外です。 alt属性については、以下の関連記事をご参照下さい。
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