赤ちゃんを育てるのにかかるお金はいくら
まずは無事なご出産が一番ですが、その後、現実の育児が始まります。育児にはどれくらいのお金がかかるのでしょうか。ここでは0歳から6歳までの乳幼児時にかかるお金を見てみましょう。 乳幼児期は意外にかかります
0歳児の子育てコストは月平均7万8000円
子どもが生まれてからかかる費用を見てみましょう。まずは0歳児の1年間にかかる費用について、データが古いですが、内閣府「平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査」を参照します。
かかる費用の内訳としては、ベビー用品・医療、育児費、お祝いや行事関係費、子どものための預貯金や保険料などです。
<0歳児にかかる費用(年間)>
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・ベビー用品・衣料 311,004円
・育児費 186,321円
・お祝い行事関係費 159,354円
・預貯金・保険 221,193円
・レジャー・旅行費 53,375円
合計 年931,247円
(月平均77,604円)
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(内閣府「平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査」)
0歳児にかかる費用の詳細を見る
0歳児に段階でも平均月7.8万円くらいかかっているようです。
1歳児~6歳児の子育てコストは平均で月7.3万~10.1万円
1歳児から6歳児までにかかる子育てコストについても見てみましょう。レジャー・旅行費なども含まれています。参照しているデータは、0歳児と同じく、内閣府「平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査」です。かかる費用を、下表に整理してあります。1歳児から6歳児までの育児でかかる費用(貯蓄や保険を含む)の年額と、月額は次の通りです。
<かかる費用>
・1歳児 年約87.8万円 月約7.3万円
・2歳児 年約94.3万円 月約7.9万円
・3歳児 年約104万円 月約8.7万円
・4歳児 年約119.7万円 月約10万円
・5歳児 年約115.9万円 月約9.7万円
・6歳児 年約121.5万円 月約10.1万円
貯蓄や保険も含まれるものの、乳幼児期の子どもにかかる費用は、平均で月7.3万~10.1万円かかっていることになります。
幼児教育無償化はどうなる?
政府は、消費増税(2019年10月に8%⇒10%)による税収増分の一部を使って、2019年10月から幼児教育・保育の無償化をしようとしています。3~5歳の幼稚園・保育園の費用を、全世帯無料にする見込みです(0~2歳の保育料も住民税非課税世帯に限り無償化)。対象外の幼稚園については月額上限2万5,700円(国立8,700円)、認可外保育施設についても月3万7,000円までの補助となります。
子育て費用の負担が少しでも軽減されるのは嬉しいことですね。
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