ユングフラウ地方のビューポイント

ユングフラウ地方には、登山電車やロープウェイに乗って誰でも手軽に上がることができるビューポイントが10ヶ所近くあり、ユングフラウ三山をはじめとするアルプスの絶景を楽しむことができます。ここでは、特に人気のビューポイントをご紹介していきます。

ユングフラウ地方のパノラマ地図

ユングフラウ地方のパノラマ地図


ビューポイント1 ユングフラウヨッホ(地図6)

ユングフラウヨッホは、夏でも雪の世界

ユングフラウヨッホは、夏でも雪の世界

ユングフラウヨッホは、ユングフラウ地方を代表するビューポイントです。グリンデルワルト、またはラウターブルンネンから登山電車でクライネ・シャイデックへ。さらに別の登山電車に乗り換え、ヨーロッパで標高が一番高い鉄道駅、標高3454mのユングフラウヨッホ駅を目指します。

クライネ・シャイデックを出た登山電車は、ほどなくトンネルへ入ります。「よくこんな高い所まで電車を通したものだ!」と思わない人はいないでしょう。途中2ヶ所の駅に停まるので、少しの間電車を降りて、窓越しに外の景観を眺めることができます。

ユングフラウヨッホの周囲は、夏も白銀の世界。「スフィンクス・テラス」と呼ばれる展望台からは、スイス最大、最長のアレッチ氷河(24km)の壮大な眺めを楽しむことができます。健脚の方なら、山岳ガイド一緒に2日間かけてアレッチ氷河の上を歩く、氷河トレッキングツアーへの参加もおすすめ。氷河に囲まれた山小屋での宿泊も、きっと忘れられない体験になるでしょう(氷河トレッキングツアーは夏期のみ)。

ユングフラウヨッホ駅の下にある「氷の宮殿」は、氷河をくり抜いて作られた氷の回廊。進路に沿って歩きながら、日本では見ることのできない氷河に直に触れることができます。

 

ビューポイント2 シルトホルン(地図7)

山頂の回転レストランは、映画007の撮影の舞台にもなった。画像提供:スイス政府観光局

山頂の回転レストランは、映画007の撮影の舞台にもなった。画像提供:スイス政府観光局

シルトホルンは、ユングフラウヨッホと肩を並べる人気のビューポイント。標高3000mの山頂にある回転レストランで有名。円形のレストラン自体が、太陽光発電の力でゆっくりと回転し、席に座って食事を楽しみながら、360°のパノラマを楽しむことができるのです。

シルトホルンへ行くためには、ミューレンからロープウェイを利用。中間駅のビルグで別のロープウェイに乗り換えます。

このエリアでもうひとつおすすめの展望台がアルメントフーベル。ミューレンからケーブルカーで上がります。団体客がほとんど訪れない静かな展望スポットで、牧草地の中を縫うように、ミューレンまでのどかなハイキングコースが続きます。

 
 

ビューポイント3 メンリッヒェン(地図8)

メンリッヒェン付近から見るユングフラウ三山。画像提供:スイス政府観光局

メンリッヒェン付近から見るユングフラウ三山。画像提供:スイス政府観光局

メンリッヒェンは、アイガー、メンヒ、ユングフラウの三山が見事な展望台。グリンデルワルト・グルントからゴンドラ、または反対側のヴェンゲンからロープウェイが結んでいます。

ここからクライネ・シャイデックまでは、約1時間30分のハイキング。ハイキング初級者でも歩けるほぼ平坦な道が続き、終始ユングフラウ三山を目の前に歩く人気のコースです。

 

ビューポイント4 フィルスト(地図9)

フィルストからハイキングで山上の湖、バッハアルプゼーへ

フィルストからハイキングで山上の湖、バッハアルプゼーへ

グリンデルワルトから手軽に上がることができる展望台がフィルスト。グリンデルワルトとフィルストの間には、南向きの斜面となった牧草地が広がります。春にはタンポポの花が一斉に咲き誇り、まるで黄色い絨毯を敷きつめたかのよう。

グリンデルワルトからフィルストまでは、ゴンドラに乗って約20分で到着です。アイガー、ヴェッターホルン、フィンターアールホルンなど、この地域の数々の名峰がずらりと肩を並べる様は圧巻。ここから1時間ほどのハイキングで、山上の湖、バッハアルプゼーに足を伸ばすことができます。

ビューポイント5 シーニゲプラッテ(地図10)

春から夏にかけて、色とりどりの高山植物が咲く。写真はアネモネ

春から夏にかけて、色とりどりの高山植物が咲く。写真はアネモネ

インターラーケンの次の駅、ヴィルダースヴィルから、可愛いミニ登山電車に乗ってシーニゲプラッテの展望台へ(運行は夏期のみ)。

シーニゲプラッテの山頂駅付近には高山植物園があり、スイスにある高山植物全種類の3分の2にあたる、約600種類が栽培されています。園内は1kmほどの巡回コースになっているので、ユングフラウ地方の山や湖を眺めつつ歩きながら、高山に咲く可憐な花々を観賞できるようになっています。

 

ビューポイント6 ブリエンツ・ロートホルン(地図11)

鉄道ファンならずとも、是非乗ってみたい

鉄道ファンならずとも、是非乗ってみたい

ブリエンツロートホルンも、ユングフラウ地方の周辺にある人気のビューポイント。木彫り製品の土産店が立ち並ぶブリエンツの村から、夏の間、蒸気機関車(SL)がロートホルン山頂まで定期運行しています。SLは後ろから客車を押し上げていく方式で、煙を吐きながら、観光客で一杯になった客車を力強く山頂へ運びます。

ブリエンツ・ロートホルン山頂から見るユングフラウ三山の眺めもまた格別。眼下にトゥーン湖とブリエンツ湖の二つの湖が広がり、360°の山岳パノラマ風景が広がります。ルツェルン方面からユングフラウ地方に来る途中に、組み込んではいかがでしょうか。