チェコ/チェコ基本情報

チェコ旅行(基本情報・日本からのアクセス)(3ページ目)

チェコへのアクセスから、プラハやチェコ国内での交通の利用法、通貨や言語、デジカメやパソコンを使用する際の電気の話など、チェコを旅行するみなさんが知りたいと思うようなTip集をお届けします。

執筆者:増田 幸弘

春から初夏がチェコ旅行のベストシーズン

冬になるとチェコの子どもたちはそりやスケートをして遊びます。チェコの人たちは意外に寒がりの人が多いようです

冬になるとチェコの子どもたちはそりやスケートをして遊びます。チェコの人たちは意外に寒がりの人が多いようです

「プラハの春」という言葉があるように、春から初夏にかけての季節が、チェコ観光にはいちばんおすすめ。とくに4月半ばから5月にかけての時期は花が咲き乱れ、新緑もまばゆいばかりです。

夏は日射しが強く、暑い日が続くことが多いのですが、年によっては肌寒いことも……。長袖のジャンパーやカーディガンを用意しておいた方がよいでしょう。秋には紅葉がプラハの街を彩り、気候もしのぎやすくなりますよ。

12月から3月にかけては、時にマイナス20度あたりまで冷え込むほど、きびしい 冬が続きます。しかし、プラハらしさを感じるにはこの時期がいちばん。「ヴァーノッツェ」と呼ばれるクリスマスには、街に屋台がたちます。

プラハでは雪がたくさん降り積もるようなことはあまりありませんが、路面が凍結すると転びやすいので注意が必要。冬の旅行の際にはしっかりした防寒対策を。

チェコと日本の時差は8時間

旧市街広場にある旧市庁舎の天文時計。天動説にもとづいてつくられた美しい時計です

旧市街広場にある旧市庁舎の天文時計。天動説にもとづいてつくられた美しい時計です

チェコと日本の時差はマイナス8時間です。日本の朝8時はチェコでは真夜中の0 時になります。ただし、3月末から10月末まではサマータイムが実施されているため、マイナス7時間の時差となります。

サマータイムがはじまったり終わったりする時期に旅行する場合、飛行機や列車の乗り遅れには十分、注意を。

 

チェコの通貨と両替

プラハには世界中から観光客が訪れるため、両替商がたくさんあります

プラハには世界中から観光客が訪れるため、両替商がたくさんあります

チェコはEUには加盟していますが、まだユーロは導入しておらず、「コルナ」といわれる独自通貨を使用しています。1コルナ4円から7円台後半まで、大きく為替が流動していますが、平均すると1コルナ5円前後でしょうか。

硬貨は1、2、5、10、20、50コルナがあります。1から5コルナが銀色、10コルナが銅色、20コルナが金色、50コルナが金色と銅色の2色です。

紙幣は50、100、200、500、1000、2000、5000コルナ。ただし、2000コルナや5000コルナのような高額紙幣は、買い物をするときにいやがられることが多いです。

銀行や市中の両替商で、コルナに両替することができます。コルナには日本円か らも、ユーロからもOK。日本からの渡航の場合、日本でユーロに両替してさらにコルナに両替するよりも、日本円をそのまま持ってきて両替した方が有利です。中には5万円あるいは10万円以上を両替しないとレートが極端に悪かったり、不明瞭な手数料を上乗せしたりする両替商も少なくないので、注意してください。

クレジットカードは、VISAとMASTERがメイン。AMEX、JCB、DINERSが使える店は限られているので、事前に確認する必要があります。

 

意外に高いチェコの物価

一般にチェコの物価は他のヨーロッパ諸国に比べて安い、といわれています。しかし、その分インフレ率が高く、質のよいものや、おいしいものは逆に東京のショップよりも高いと感じるケースも……。とくにプラハの物価は高く、総合的に考えると、東京とあまり変わらないのではないでしょうか。一方、地方都市や田舎町に行くと、リーズナブルに感じることがまだ多いです。
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