資産家の中には、政治家として活躍している人たちもいます。日本国の命運を握っているリーダーの人たちの資産運用はうまくできているんでしょうか?

最近の報道から知りうる事実をもとに、「まねしてはいけない資産運用」をご紹介します。

麻生太郎さんの場合

閣僚の資産公開がなされて以来の金持ち総理のランキングは、1位鳩山由紀夫さん、2位細川護煕さん、3位麻生太郎さんとなっています。3位の麻生太郎さんの資産内訳は次のとおりと報道されていました。

不動産 4億1,000万円
預貯金 4,000万円
ほかに株式36万株、美術品も多数(最後の株式や美術品も時価で評価すれば相当な金額になるのでしょうが、客観的な評価額がないので、ここでは割愛します)

麻生さんの資産形成の決定的な特徴は、「不動産重視」です。

資産全体の約90%が不動産で占められています。しかも、その過半を占めるのが渋谷区の私邸の土地・建物の金額なのです。他の不動産は、福岡県飯塚市と長野県軽井沢町にほとんど偏在しています。

私から見れば、不動産以外の金融商品、たとえば外国の債券や株式に資産を分散させたいですし、ドルやユーロといった円以外の通貨への分散も保全のためには不可欠です。また、不動産をたくさん保有するにしても、いろいろな地域(関西とか海外とか)のいろいろな用途(商業、住居、オフィス)の物件にリスクを分散することが効率的となります。

もし、麻生さんが今の資産(国内不動産と銘柄株に偏っている)を維持し、成長させようと考えれば、相当に保守的な経済政策を取ることとなってしまうでしょう。

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