風呂掃除用スポンジ「お風呂の湯アカとります」 [掃除] All About

風呂掃除に使う道具とは？

毎日入浴する限り、毎日洗わざるを得ない、それが浴槽

こう聞かれたら皆さん、おそらく9割以上の方が「スポンジ」と答えるのではないかと思われますが、いかが？でもなぜスポンジなのでしょう？いつから使われているのでしょう？実のところガイドにも分かりません。昭和49年生まれのガイドは、多分産まれたときからスポンジによって洗われた湯船に浸かっていただろうと思われ、ガイド自身にとってもお風呂掃除は当たり前にスポンジで、なのです。

ただ、正直なところ「お風呂掃除用スポンジ」という商品群には、一消費者としていつもいろいろ物思うところがあります。浴槽を傷つける恐れがなければ、柔らか過ぎて汚れが落ちず、泡をたっぷり出すものほど乾きが悪く、すぐヌルヌルして不衛生に傾きがち、抜け毛が絡まりやすい、云々。

値段もただ安ければ良いわけではなく、かといってこのような消耗品に何百円もかけたくないのが人情というもの。そうしてガイドのお風呂スポンジ試用遍歴はこの十数年でも何十種類に及んだことでしょうか。一時、「掃除ふきん」も使ってみたりしたのですが、お風呂掃除をたまにする家人の覚えがいまいちめでたくなく、すぐにまたスポンジに返り咲いたのも、「スポンジ」という存在感の強さを裏付けます。が、しかし……。

「薄さ・硬さ・サイズ」の三拍子

形状は、薄平べったい小判型

さてそんな彷徨の先に見つけた一品が、今回ご紹介する「お風呂の湯アカとります」（レック株式会社）。東急ハンズのクリーン用品売り場で手に取ったのがガイドとの出会いですが、店頭にてその「薄さ・硬さ・サイズ」の三拍子の絶妙さに唸りました。そして家に帰って試用してみて、再度唸ったのでした（ちなみに価格は200円前後とこれまた絶妙です）。

まず、写真を見ていただければ分かると思いますが、このスポンジの厚さはおよそ2cm。普通の「お風呂掃除用スポンジ」に比べかなり薄いです。でも程よい硬度のナイロン不織布製であるため、意外と使用中にヘタり感はありません。この片手にぴったり納まるサイズ感がまた絶妙で、スポンジ全体を持って、かつその面を使い尽くして広くゴシゴシするのに適しています。

商品説明には「洗剤いらず」とあり、ナイロン不織布のなかにクリーニングビーズが含まれている構造が示されています。実際、洗剤ナシでも水に濡らしただけで、普通にこすれば日々の浴槽掃除には事足りる印象です。

ただ、浴室・浴槽でも汚れの激しい部分を掃除する場合や、お風呂掃除中に独特のどぶっぽい生臭いにおいを嗅ぐのが嫌いという方なら、お好みのお風呂掃除用中性洗剤を少量併用しても良いと思います。不織布の織りが粗めなので、エコ掃除好きの皆さんならば液体石けんや重曹、クエン酸などを利用して掃除する際にも詰まりが少なく、扱いやすいのではないでしょうか。

どこでもぶら下げられて便利です

最後に特筆すべきはこの添付のヒモの存在です。掃除後は右の写真のようにぶら下げて容易に水切りでき、衛生面（ヌルヌルしちゃう）においても安心です。唯一、ガイドが惜しいと思ったのは、この商品の色について。浴室全体の色合いの調和を重んじる向きにはチョット強すぎる感が。もう若干ナチュラルカラーなバリエーションがあれば……と期待しております。かく、既存のお風呂掃除用スポンジに飽き足らない方にオススメの商品です。