結婚式・披露宴の準備/結婚式の基礎知識

意外と知らない神前挙式の中身とは?(4ページ目)

最近人気が復活している神前式、興味はあるけれど、どんな挙式なの?という疑問も意外と多いんです。式場勤務時代に、神前式担当していたガイドが神前式の内容をご案内。よくある質問にもお答えします。

清水 恩

執筆者:清水 恩

結婚ガイド

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衣裳って決まりがあるの?

黒引き
人気の黒引き振袖だけでなく実はドレスでの挙式もOK
意外と聞かれるのがこの疑問。神前式といえば白無垢というイメージがありますが、そもそも明治以降の花嫁衣裳は黒紋付の振袖が主流で、戦前まではほとんどがそういったスタイルでした。挙式にふさわしいのは「正装」、黒の振袖は未婚女性の正装とされていたので、そう考えて服装を決めればいいわけです。

また、2005年の黒田清子さん(紀宮様)のご結婚式は、夫の黒田慶樹さんがモーニング、妻の清子さんが皇室の正装である白のロングドレスでしたよね。白無垢は武家の服装ですから、宮様が着ることはありませんから、和装であれば十二単ということになりますが、挙式では洋装を選ばれたようですね。民間に下るということもあり、華美になりすぎないように、との配慮もあったのでしょう。

ということで、神前式は洋装でもOKです。ただし、神殿は狭いことが多いので、あまりボリュームのあるものは難しいかもしれません。また神様の前に出るわけですから、肌を露出することは避けたほうがいいでしょう。ちなみに、ベールは儀式のジャマになってしまうので、ナシにするのがよさそうです。もともとキリスト教の習慣ですしね。

友人の参列は可能?

もともと、日本の結婚式は親族で行われていました。それが引き継がれて、親族のみの参列が一般的とされてきましたが、最近では、友人の参列もOKとするところも増えています。

しかし、神殿は狭くて、親族しか入れない、というのが実情であるところも多いのです。どうしても友人に参列してほしいのであれば、最初に収容人数と友人の参列ができるかどうかを確認しましょう。

友人が参列する場合、当然ながら親族杯の儀には参加しません。何で友達には配らないの!?というヘンなクレームを出さないようにご注意を。

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