結納/結納・家族顔合わせ会

結納・顔合わせのスタイルあれこれ(2ページ目)

「結納」と聞くと堅苦しい印象かもしれませんが、結婚を決めたら1度は必ず話題に出るはず。どのようなスタイルで結納や顔合わせを行うかを考えるヒントにしてください。

清水 恩

執筆者:清水 恩

結婚ガイド

  • Comment Page Icon

両家での顔合わせは必要?

ring2
2人の節目ともなる顔合わせには大事な要素がいっぱい
過去のように「家」同士の結婚という感覚が薄れているせいか、結婚式の準備の際にも、親御さんが深く関わることが少なくなったように思います。そういった状況のためなのか、顔合わせ自体が必要なのか、という声も聞かれるようになりました。

結納とは、「確かに結婚する」という両家の意思確認です。結納を経て、当人同士の約束ではなく、家族も含めた公の婚約関係になるのです。お互いの社会的責任も生まれます。

また、両家が顔を合わせた機会に、結婚式をどうするかという話し合いの場になることも多いのです。結婚式の内容については、地域性や両家の価値観に大きな違いがあることも多く、特に料金負担などのデリケートな事項を確認するいい機会になります。形式はともかく、この話し合いの機会は必ず持つべきですし、それも具体的な準備が始まる前に行うべきで、結納はとてもいいタイミングなのです。

ちなみに、とあるウェディング業界のベテランにお聞きしたのですが、結婚式当日に新郎も新郎の親族も現れず、大騒ぎの中で新婦に聞くと、実は親の顔も見せてもらっていなかった……結婚詐欺だったんですね。顔合わせを当たり前のようにやっていれば、いや、やろうとしていれば、防げた被害だといえるでしょう。

もちろん、こんなことはフツウではない出来事ですが、「意思確認」と「けじめ」、そして「結婚式の価値観の話し合い」、この3つの事項を自然な形で行うためにも、顔合わせはとても便利な場。検討中のあなたも、これを踏まえて考えることをおすすめします。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます