両家での顔合わせは必要?
2人の節目ともなる顔合わせには大事な要素がいっぱい |
結納とは、「確かに結婚する」という両家の意思確認です。結納を経て、当人同士の約束ではなく、家族も含めた公の婚約関係になるのです。お互いの社会的責任も生まれます。
また、両家が顔を合わせた機会に、結婚式をどうするかという話し合いの場になることも多いのです。結婚式の内容については、地域性や両家の価値観に大きな違いがあることも多く、特に料金負担などのデリケートな事項を確認するいい機会になります。形式はともかく、この話し合いの機会は必ず持つべきですし、それも具体的な準備が始まる前に行うべきで、結納はとてもいいタイミングなのです。
ちなみに、とあるウェディング業界のベテランにお聞きしたのですが、結婚式当日に新郎も新郎の親族も現れず、大騒ぎの中で新婦に聞くと、実は親の顔も見せてもらっていなかった……結婚詐欺だったんですね。顔合わせを当たり前のようにやっていれば、いや、やろうとしていれば、防げた被害だといえるでしょう。
もちろん、こんなことはフツウではない出来事ですが、「意思確認」と「けじめ」、そして「結婚式の価値観の話し合い」、この3つの事項を自然な形で行うためにも、顔合わせはとても便利な場。検討中のあなたも、これを踏まえて考えることをおすすめします。