日本で行われている演出の多くは、欧米のウェディングを参考にしたもの。ケーキカットやファーストバイト、ブーケトスなど、もうすっかりおなじみの演出になっていますよね。

しかし、日本の習慣と大きく異なったり、まだあまり知られない演出もたくさんあるんです。今回は、アメリカ在住のお友達の結婚式にゲストとして参加した、 Maison de Mariage(メゾンドマリアージュ)のウェディングデザイナー、畠山文さんにお聞きしながら、アメリカンウェディングについてご紹介したいと思います。


名誉職! 新郎新婦の付添い人

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「ウェディング・パーティ」のメンバーは新郎新婦の心の支えでもある大切な役割
畠山さんが今回参列したのは、アメリカ・テネシー州ナッシュビルに住む、新郎がアメリカ人、新婦が日本人というカップルの結婚式。花嫁の付添い人である「メイド・オブ・オナー(Maid of Honor)」を務めました。

欧米には、花嫁には「ブライズメイズ(Bridesmaids)」、花婿には「グルームズメン(Grooms men)」または「アッシャー(Ushers)」と呼ばれる付添い人が付きます。更に子どもの役割である「リングベアラー(Ring Bearer)」や「フラワーガール(Flower Girl)」、両家の両親といったメンバーをまとめて「ウェディングパーティ(Wedding Party)」と呼びます。

そして、メイド・オブ・オナーはブライズメイズの、「ベストマン(Bestman)」はグルームズメン(アッシャー)のリーダー。ウェディングパーティの中でも名誉ある役割です。挙式の際には新郎新婦に付き添って祭壇に上がり、スムーズな進行の手助けをし、心の支えにもなるという重要な役割。新郎新婦の親友やきょうだいが指名されることが多いそうです。

これは一説には新郎新婦が悪魔に襲われないように、身代わりとして似たような年齢・服装の男女を回りに配したことが由来と言われます。そのため、現在でも男女それぞれがおそろいの服装で挙式に臨みます。このパーティでは赤がテーマカラー。女性は赤のドレスの赤のブーケ、男性はベストとタイを赤で揃えていますね。

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主役の新郎新婦はいつもウェディングパーティに囲まれている
畠山さんのプランナー的視点からは「ウェディングパーティの人たちがいつも新郎新婦の周りにいるので、挙式もとても豪華に見えます。日本ではアテンドが行う新婦の身の回りの世話は、私の役割だったメイド・オブ・オナーが行うので、新郎新婦もリラックスして挙式に臨めると思います。ぜひ日本でも取り入れて欲しい習慣ですね」というご意見が。

日本でもポピュラーなリングベアラーやフラワーガールに加え、メイド・オブ・オナーとベストマンだけでも親友やきょうだいにお願いしてみては? 華やかな雰囲気はもちろん、指名されたゲストにとってもよい思い出になるはずですよ。


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