席次のつくり方 Step2
会話の弾む席次を作ることで披露宴もより盛り上がるはず |
序列に従って席を当てはめたら、全体を見直しましょう。会社や友人関係の中には、ビミョーな人間関係、例えば「AさんとBさんは、仲が悪いんだよなぁ」というようなこともありますよね。本人も周りも気疲れしてしまったのでは、お料理も演出も楽しんでもらえないので、そのような場合は、序列に響かない程度に席を入れ替えましょう。
友人の場合は、そういったビミョーな関係より、高校の友達と大学の友達などの初対面同士が一緒のテーブルになってしまう、ということが多いですね。そういった場合は、グループの境目に座るのをおしゃべり上手な人にしておくと、その人をきっかけに全体の交流も図れます。2人のウェディングをきっかけに、新たな友人関係が生まれるかもしれませんよ。
また、親族をご夫婦で呼んでいる場合は、隣り合わせにすることも多いですが、男性同士、女性同士のほうが話が弾むだろうと考えられるのであれば、そういった席次にしてしまうのもひとつの方法です。やはりビミョーな人間関係もあるでしょうから、それも考慮して決めましょう。親族の人間関係については、両親に確認するのが一番です。
いずれにしても、あからさまに席を離したのが分かるのはちょっと問題。さりげなく調整しておくことで、居心地のよさがアップします。
■席次表にした際に序列がおかしく見えないかをチェック
居心地よい席次ができたら最後の仕上げ。席次表に印刷したときには、どうしても上から下へと順番に名前が並べられます。その際の順番に問題はないかどうかチェックしましょう。
例えば、子どもの名前が先頭に来てしまっていたり、おじさん夫妻のおばさんの方が先になっていたりするのは、やはり印象がよくないもの。気にする人は気にします。テーブルが丸テーブルの場合は、ぐるっと回すようにずらせば大丈夫です。
ちょっとした心配りで居心地よい空間に
子供連れのゲストの場合、トイレに連れて行くときや、子どもが泣いてしまって席を外したいときなど、意外と出入りが多いもの。より出入りがしやすい場所に席を設けるとよいでしょう。ベビーカーを持ち込むような年齢の子どもが一緒というような場合は、そのためのスペースを空けておくよう、会場側に伝えておけば完璧。料理を用意する年齢の子どもなら、座席もあるので、席次表にも名前が入りますが、座席を用意しない小さいこどもの場合も、名前を席次表に入れておくと、ママやパパはより一層喜んでくれるはずですよ。
ソファ席などがあると、「そこにおばあちゃんを座らせようか」などと考えるかもしれません。しかし、お年寄りや足が不自由なゲストは、椅子の席のほうが位置の調整ができるのでより食べたり飲んだり、また出入りもしやすい場合も。また、ソファの真ん中の位置などでは、席を立つのも大変。ちょっとしたときに席を立ちやすいほうが、その方にとっても周りの人にとっても助かることだったりします。