結婚式・披露宴の準備/結婚式の基礎知識

当日いただくご祝儀から予算を考えよう(2ページ目)

ウェディングの予算を考える際に出てくるのがご祝儀の金額についての疑問。一般的なご祝儀金額や予算としての考え方を知って、喜んでもらえるおもてなしを実現しましょう。

清水 恩

執筆者:清水 恩

結婚ガイド

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バランスの取れたおもてなしが必要

おもてなし
ゲストが喜んでくれるおもてなしをすることが大切
披露宴は本来、ゲストに対してお祝いの食事を振る舞い、もてなす場。二人の門出を祝うために集まってくださった皆様に喜んでいただけるものを用意して迎えます。その「おもてなし」の基本となるのが料理・飲物と引出物です。

■料理や飲物の相場
まず、料理や飲物ですが、大人のゲストならば、もちろん全員に同じ物を出します。平均的な披露宴会場で、料理の価格は最低1万円前後、飲物はフリードリンクで4千円前後です。他に後で召し上がっていただける生ケーキを用意するならば、1人あたりの料金で設定している場合は1千円前後が多いようです。合計すると、料理・飲物で1人につき最低1万5千円前後の予算がかかることになります。

ただし、会場によって料理や飲物の価格やその内容はさまざまですので、会場を決める際にも価格についてチェックしておきましょうね。

■引出物の相場
引出物は料理・飲物の3割程度と言われますが、現在では1セットあたり3千円~5千円程度が平均的な金額とされます。料理と異なるのは、1家族につき1セットを用意するということです。特にご親族は家族(夫婦)での出席が多くなりますね。料理や飲物ではゲストによって費用の差はつけられませんが、引出物では相手によって内容を変えてつけていくことができます。家族で招待する親族に対しては、家族分として引出物の予算を上げることが多いのです。奥様に対して別にもう1品付け加えるという方法でもいいでしょう。

そして、「ゼクシィ結婚トレンド調査」のデータにもあったように、ご祝儀は立場によって包む金額の相場が違いますが、やはりいただいたものに相当するお返しを考えるのがベスト。過去には全員に同じ内容の引出物をつけることが多かったのですが、特に上司や恩師などに対して引出物の金額を上げることが増えています。

ゲストに「よかった」と思われることを頭において

ウェディングでは、料理や引出物のほかに、ゲストの目を楽しませるための会場装花や、自分達のために準備する衣裳、ヘアメイクなどを準備します。そして、ウェディングを成功させるには、ゲストのために用意するものと自分達のために用意するものの内容のバランスを上手に取ることが肝心なのです。

おもてなしは相手に「よかった」と思っていただけることが大事ですので、ゲストからどのように見えるかも考慮に入れる必要があります。例えば料理や装花がいかにも安上がりで、自分達の衣裳は超豪華!ということが明らかにわかるようなものだったら、ゲストはどう思うでしょう? きっといい気はしないはずです。「お料理も美味しかったし、新郎新婦もステキだったね」といっていただけるような披露宴を実現させたいですよね。ゲストのためのもの、自分達のためのものそれぞれのバランスを頭において、予算組みを考えましょう。

【関連リンク】
予算オーバーを防ぐ、その1(All About結婚式)
ウェディング明細徹底分析
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