結婚式・披露宴の準備/結婚式の基礎知識

ブライダルフェアを賢く回る5つのポイント

結婚式会場を探しているカップルを対象としたブライダルフェア。予約は必要か、強引に成約を求められたりしないかなど、気になる点にお答えします。

粂 美奈子

執筆者:粂 美奈子

結婚ガイド

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ブライダルフェアって何?

ブライダルフェアとは、結婚式会場が結婚式会場を探しているカップルを対象に、自会場の魅力を具体的に伝えるための催しです。

かつてはブライダルフェアというと、すでに成約をした人を対象にした「内覧会」的意味合いのものが多かったのですが、20年くらい前からは結婚式会場を探しているカップル向けのものが増えてきました。現在はブライダルフェアといえば未成約者対象のものを指すようになってきています。

▼ブライダルフェアを賢く回る5つのポイント/目次
1. 婚礼料理の試食会は、無料でも有料でもぜひ参加を
2. 事前に予約しておくのが無難
3. ふたりだけで回るより、スタッフをうまく頼ろう
4. その場で決めかねるなら「仮予約」という手も
5. ブライダルフェア開催日でなくても下見は可能

1. 婚礼料理の試食会は、無料でも有料でもぜひ参加を

婚礼料理が試食できるのもブライダルフェアの魅力

婚礼料理が試食できるのもブライダルフェアの魅力

ブライダルフェアでは、模擬挙式や模擬披露宴、衣装試着、婚礼料理試食などが行われます。会場によって、行われることは異なります。どんなことが行われるかは、その会場のホームページや結婚情報誌などに掲載されますので、そこから情報を得ることができます。

ブライダルフェアで行われるさまざまなイベントの中で、ここ数年、目立って増えたのが婚礼料理試食会です。試食に関しては、無料のところと有料のところがあります。

無料の場合は、婚礼料理の一部を味見してもらう程度のことが多いようですが、中にはコースで提供するところも! また、有料のところでも、実際の価格の半額あるいは3分の2程度の金額で提供するところがほとんど。試食会は面倒くさがらずに参加したほうが、断然おトクです!

なぜ婚礼料理試食会を行うところが増えてきたのか。それはやはり料理にこだわるカップルが増えたからでしょう。その昔、婚礼料理=冷めていてまずいと認識されていていました。この頃は、結婚式における料理はもてなしの心を表す大切なアイテムとされ、料理が会場選びの決め手になることも多いのです。となれば、会場側も料理をアピールしないわけにはいきません。そこで、ブライダルフェアで料理試食会をするところが多くなったというわけです。

2. 事前に予約しておくのが無難

ブライダルフェアは広く門戸を開き、基本的には予約が必要ないものでした。ところが、最近では予約を勧める会場が増えてきています。

比較的規模が小さな会場の場合、大勢に来られると模擬挙式や模擬披露宴の会場に収容しきれなくなる恐れもあり、そのため予約を推奨しているよう。なお、事前に準備が必要な試食会は基本的に予約制です。

また、会場側としては、予約をしてもらうとどの程度の人数が訪れるか事前に把握でき、対応するスタッフを用意することができます。ブライダルフェアに訪れたカップルを一組でも多く成約に結びつけたいと考える会場にとっては、「予約制」は欠くことのできない営業ツールとも言えるかもしれません。

ですので、会場スタッフからじっくりと話を聞きたいのであれば、事前に予約をしていくのがおすすめ。さっと回る程度で、スタッフに煩わされたくないというのであれば、予約なしで行ってもいいでしょう。

3. ふたりだけで回るより、スタッフをうまく頼ろう

いまどきブラフェアを賢く回る方法
スタッフから素敵な結婚式の情報を賢く仕入れよう!
予約制が増えている最近のブライダルフェア。フェアに出かけるとスタッフが待っていて、会場内をくまなく案内してくれます。

でも、それってちょっと気詰まり、と考えるカップルもいるのでは? そんなときは最初に「ふたりで回ってもいいですか?わからないことがあったら後でお聞きしますので」と申し出るといいと思います。こう言えば、よほどのことがない限りはふたりで回らせてくれるはずです。

確かに会場スタッフにずっとついて回られるのはうっとうしいかもしれません。ですが、会場や披露宴についてのより詳しい情報が得られることも多いのです。ときにはおトク情報がもたらされることも! ブライダルフェアでは、スタッフを上手に利用して(言葉は悪いですが)、回ることがおすすめです。

4. その場で決めかねるなら「仮予約」という手も

ブライダルフェアの会場では、だいたい相談コーナーが設けられていて、そこでスタッフに疑問点や不安点を聞いたり、見積りを出してもらったりします。

ちなみに、見積りを出すには、最低でも希望の日取りと招待客数が必要になるので、この2つだけは決めておくと話がスムーズです。この打ち合わせの時に、スタッフからおトクなプランの紹介があることも。ですから、「まだこの会場ですると決めたわけじゃないから」と尻込みせずに、相談コーナーには訪れたほうが得策です。

とはいえ、心配なのは強引に成約を迫られたらどうしよう? ということ。もちろん、相手も商売ですので、脈ありと見れば熱心に勧めてくるのは間違いありません。ですが、無理やりということはもちろんありませんのでご安心を。

また、ほかの会場と迷っているという場合には、「仮予約」という方法もあります。仮予約の期間は1週間で、予約金などは必要ありません。希望の日程を押さえつつ、1週間じっくり考えることができます。

5. ブライダルフェア開催日でなくても下見は可能

ブライダルフェアに参加して、その場で成約しなかった場合は、後日、その会場から連絡が入る場合があります。ほかの会場に決めてしまったのならそのことを正直に話せばいいし、まだ決めていないのならそれを話せばいいと思います。

その会場のことがまだ気にかかっているのなら、もう一度ブライダルフェアに訪れてもいいし、フェア開催日でなくても下見として訪れることもOKです。思い通りの結婚式ができるかどうかは、会場によるところが大きいもの。よ~く考えて、納得のいく会場を選びたいものです。

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