歳を取れば好みも変わるし、似合うものも変わる
婚約指輪や結婚指輪は一生身に付けるもの。そう考えて指輪選びをされる方が多いと思います。結婚にまつわる指輪が一生の記念になるもの、というのはもちろん異論がありません。だからといって、一生身に付けるもの、という風に思い込んで、品選びをすることもないのではないか、というのが私の考えです。婚約&結婚指輪は無難なデザインを選びがちだけれど… |
私の例で言えば、ジュエリーは若い頃はシンプルなものが好きでした。婚約指輪を買うのであれば、重要視するのは4Cのうちクラリティとカラー。大きいダイヤよりもキズがなくて色がクリアなものがいい!と思っていたのです。「大きなダイヤなんて下品よ」とばかりに。
でも、いまは正反対の考え方。クラリティとカラーはそこそこのものでいいから、カラット数を重要視しますね。だって、バッと見たところで、「おっ、そのダイヤ、IFのEカラーだね」なんていう人、いませんから。それだったら、大きなダイヤで存在感をアピールしたいわ~と思うわけです。
これは単純に自分の好みが変化してきたことに加え、若い頃はシンプルで小粒のダイヤがついた可憐な指輪が似合っていても、歳を取るにつれてそのテの指輪が似合わなくなるということも大きく影響しているんですけれどね。
その時に一番気に入った指輪を買うのも素敵
というわけで、一生身に付けよう!と思って購入した婚約指輪や結婚指輪も、年月を重ねていくとだんだん似合わなくなったり、飽きてきたり、ということもありうるわけです。一方で、一生身に付けようと思って購入するとなると、品選びの際にはどうしても「飽きのこないもの」というフレーズが頭の中をよぎります。たとえば、かわいらしいデザインのものに目がいったとしても、「このデザインは、歳とったらつけられないよな~」と、ついつい無難なデザインのものを選んでしまいがち。
でも、そうやっていろいろ考えたすえに選んだ指輪でも、結局は10年、20年経つと、なんだかイマイチなものになってしまう可能性は高いわけで。だったら、10年楽しめればいいと割り切って、その時に一番気に入ったデザインのものを選ぶという選択肢もあるのではと思うのです。
もちろん一番最初に買った指輪は一生の宝物。飽きてきたら、大切にしまっておけばいいのです。ゆくゆくは娘に譲る、なんていうのも素敵かもしれません。そういう意味ではやはり一生もの。
ちょっと前には「スイートテン・ダイヤモンド」、最近では「プロポーズ・アゲイン」と、夫婦生活の節目に指輪を贈りましょう、なんていう提案もあるようですし。そうしたジュエリー業界のキャンペーンに乗るのは、なんだか癪に障るという意見もあるようですが、まあ、よろしいんじゃないでしょうか。だって、プレゼントされるのはやっぱの嬉しいものね。
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