結婚式・披露宴の準備/結婚式の基礎知識

本格志向、ハイクオリティ、ハイセンスがキーワード 30歳からの大人ウエディング(2ページ目)

結婚年齢が上がっている昨今、30歳過ぎのカップルが結婚式を挙げるケースがぐ~んと増えてきました。従来のようなラブリーな結婚式は恥ずかしいと考えるふたりへ、大人ウエディングの提案。

粂 美奈子

執筆者:粂 美奈子

結婚ガイド

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【演出】ちまちまやるより、大きいイベントをドカーンと一発

いろいろな結婚式に出席しているゲストが大半だと思うので、キャンドルサービスやビンゴケーム大会はもうやめましょう! 細かい演出をちまちまと行うよりは、大きなイベントをガーンと1発行ったほうが効果的です。おすすめは音楽の生演奏。ジャズバンドや弦楽四重奏などのミニコンサートを途中で入れると、盛り上がりますよ。最近流行のゴスペルなどもいいかもしれません。

スピーチは2~4名くらいに抑えて。弁が立つ人を選ぶのがコツです。友人による余興というのもやめたほうが無難。もちろん、その友人の芸が玄人はだしというのであれば別ですが、素人芸であれば場が白けるのは必至です。

【衣装】ブリブリドレスはNG。素材の良さで勝負!

着せ替え人形のように何度もお色直しをするのは、なんとなく子供っぽい印象を与えます。ですから、とっておきの1着で通すことをおすすめ。アットホームなウエディングであれば、ゲストと触れあう機会も多く、ゲストもドレスを間近で見ます。となると素材の善し悪しもゲストの目にさらされることに。やはりここは上質シルクや繊細なレースをあしらったドレスを用意したいものです。

デザインは好みになるでしょうが、プリンセスラインのフリルがた~っぷりあしらってあるようなドレスは、ちょっと甘すぎるかもしれませんね。マーメイドラインやスレンダーラインのものが、個人的にはいいような気がします。

また、できれば体にぴったりとあったドレスを着たいもの。サイズが合っていないドレスでは、借り物の印象はどうしても免れません。ただ、オーダーしてしまうと、結婚式後の収納に困るというケースもあるでしょう。そんな人はレンタルオーダーがおすすめです。これは、サイズは自分にぴったりに作ってくれるものの、結婚式後にはそのドレスを引き取る必要がないというシステム。これなら新居が狭い人でも安心ですね。

さらに、和服を着たいのなら黒引き振袖はいかがでしょう? 白無垢や色打掛けはなんとなく気恥ずかしいという人でも、これなら大丈夫。しっとりとした雰囲気で、初々しさも感じさせながら、大人の花嫁さんの雰囲気が醸し出せるはずです。

【引出物&引菓子】少数精鋭でセンスある品物を

引出物と引菓子は地方の慣習もあるので、一概にどういうものがいいとは言えません。ただ、ゲストのことを考えれは、あまりにも重くてかさばるものは考えものでしょう。重くてかさばる引出物が良しとされる地方でも、慣習を重んじる年配者以外には、軽くてかさばらないものを贈るなど、ゲストごとに品物を変えるなどして対処したいものです。

手作りのお菓子も、よほど腕に自信のある人以外は避けたほうが無難でしょう。若い子なら「今日はみなさんのために一生懸命作りましたぁ(はあと)」と言ってもほほ笑みで迎えられるでしょうが、30歳を過ぎていると哀れみの目が向けられるかも…!?(いや、冗談です…) まあ、少量でもいいから、こだわりの店のこだわりのお菓子を贈るほうが、ポイントは高いと思います。

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大人ウエディングの提案、いかがでしたか? もちろん、ラブリーな結婚式がだめ、といっているわけではありません。ラブリー好きの方は、ラブリーに徹して大いにけっこう! 自分たちの雰囲気にあった結婚式を行うのが、やはりなによりだと思います。
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