結婚(初婚)年齢の平均は1997年の統計で女性26.1歳、男性28.4歳(国立社会保障・人口問題研究所調べ)となっています。これは平均ですから、この数字よりも上、つまり30歳を過ぎてから結婚式を挙げる方もけっこう多いということになります。

30歳以上の人たちにとって、従来の結婚式はちょっぴり照れ臭い、恥ずかしい、子供っぽい、という気持ちがあるようです。また、自分自身も数多くの結婚式に出席し、普通の結婚式にはなんとなく物足りなさを感じているのも事実。さらに、招待する友人たちも同様に目の肥えた人たちばかりなので、めったやたらな結婚式はできない! これが30代カップルの結婚式に対するホンネなのでは?

そんな悩めるカップルのために、ガイドが30歳からのウエディングはどうあるべきか、を考えてみました(ちと大げさですが…)。キーワードはズバリ、本格志向・ハイクオリティ・ハイセンスの3つです。このキーワードに沿って、会場や衣装、引出物、演出など、結婚式の要素について考察してみましょう。

【会場】ゲスト&ふたりがくつろげる空間がいい

ホテルや結婚式場、レストラン、ゲストハウスなど、形態はどれでもいいと思いますが、ゲストがくつろげるような雰囲気を持った空間であることが大切だと思います。ふたりがホスト・ホステスになってゲストをおもてなしする、そんな雰囲気が醸し出せれば合格でしょう。

一軒家が人気ですが、オーソドックスなホテルも見逃せません。最近はホテルを敬遠する人も多いようですが、高級ホテルが醸し出すラグジュアリー感は他の会場にはないもの。首都圏では2003年以降、海外資本のゴージャスホテルが続々オープン予定ですから、そうしたホテルを狙ってみるのもおすすめです。

【会場装花&装飾】飾りすぎずさり気なく、が大人の鉄則

ウエディングベアやバルーンなどは確かに愛らしいアイテムですが、大人のカップルにはちょっとそぐわない感じがします。ウェルカムボードもへんに飾り立てず、ふたりの名前をカリグラフィーなどで記すぐらいのもののほうがおしゃれ。最近は受付テーブルを飾り立てるのが流行ですが、こちらも装花アレンジくらいですっきりとまとめて。

装花は好みですが、1種類1色だけでまとめる、というのはいかがでしょう? 深紅のバラだけの装花なんて素敵ですよ。なお、会場のインテリアが素敵であれば、無理に装飾をする必要はないでしょう。装花も控えめでOK。

また、イスやテーブルなどの調度品は、まがい物ではなく本格志向で。テーブルクロス、食器、カトラリー類もチェックして。ゲストの目は意外にこういった細かいところに行くもの。このへんが安っぽいと、結婚式全体が安っぽいものと判断されてしまいがちですので、しっかりとチェックしましょう。

【料理】皿数を増やすよりは、ひと皿のグレードを上げる

結婚式の要は料理、といっても差し支えありません。料理がまずい結婚式は、他の部分がどんなに良くてもだめな結婚式の烙印を押されます。味には絶対のこだわりを持って臨みましょう。事前に試食をして、場合によってはコースメニューを差し替えてもらってもいいと思います(これは対応できるところとできないところがあるので、事前に確認を)。

また、味とともに注意を払いたいのがボリュームです。品数は多ければいいというものではありません。食べきれない量が出てきて残すのはゲストにとってもあまり気持ちの良いものではないはず。腹8分目~9分目くらいの量が「あ~、おいしかった!」という印象を残すようです。皿数を増やすよりは、ひと皿のグレードを上げるほうがよっぽど得策です。