日本酒/酒造、酒蔵訪問

福島うまい酒うまいもん探訪2 『廣木酒造』

福島の蔵5つをめぐった。2回目の今回は廣木酒造。そう、あの大人気の『飛露喜』だ。伝統と新しさの融合を確かめてきたよ!

友田 晶子

友田 晶子

日本酒・焼酎 ガイド

トータル飲料コンサルタント。ソムリエであり日本酒・焼酎きき酒師。アルコール飲料と食全般に携わる。キャリア30年の経験と女性らしい感性で愛好家・プロ向けに的確な情報を提供。日本料飲サービス向上研究会会長。藝術学舎・非常勤講師。著書多数。(一社)日本のSAKEとWINEを愛する女性の会(SAKE女の会)代表理事。

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廣木突撃レポートになっちゃった・・・


廣木酒造は健司さんで9代目。代々引き継ぐ名前は「三郎次」なのだとか。
会津若松市から北へ向かえばラーメンで知られる喜多方市。西へ向かえば、今回の目的地会津坂下町になる。これ「ばんげ」と読むのだよ。この町にあの「飛露喜」の蔵元がある。前日までの猛吹雪の後、会津坂下は白い雪と身の引き締まるような冷たい空気と青い空に包まれていた。

しっかし、寒いな~などといいながら見えてきた白壁が廣木酒造であった。なんと趣のある建物なんだろう。白い壁に丸窓。長く続く黒塀。これは想像以上に歴史のある蔵のようだ。

実は何の前触れもなく伺ったのだけど、いたいた、お酒を買いに来たお客さんの対応をしているのが廣木健司さん。
「ちわ~、ごぶさたですぅ~」
「あれ~、なんで~」
というご挨拶で蔵見学をさせていただいた。
まるで突撃レポートみたいだな。


いや~、びっくりした~と笑顔で出迎えてくれた廣木健司さん9代目。


屋根からはたくさんのつらら。この中で希少価値たっぷりの「飛露喜」と「泉川」が大切に造られている。(=左)
「泉川」はメイン銘柄。こちらの蔵にもつららがたっくさん!(=右)


入り口を入ると原料米が山積み。まさに酒造りの真っ最中なのだ。


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