日本酒/おすすめの日本酒

「うまいっ」と声に出して飲みたい日本酒  その4 司牡丹『土州霞酒』とウツボ!?

創業四百周年を迎えた高知司牡丹の春季限定『霞酒』はからりとした飲み心地。あっさりした鶏肉のような「うつぼのタタキ」を旬のおつまみに。お花見シーズン目前、ネット購入殺到中。君も急げ!

友田 晶子

執筆者:友田 晶子

日本酒・焼酎ガイド

最近とみに思うのが、日本酒ほど季節を感じさせてくれるお酒はないなあということ。春うらら、桜の便りも聞こえる今日この頃は、なんてったって春霞の季節、ということで、今回の「うまい」シリーズは「霞酒」をおすすめしたい。
この「霞酒」とは淡いにごり酒のことで、製造上の規定はなく、数社が春向けに作り出した季節限定のアイディア商品なのだ。うん、知ってて損はないぞい。
司牡丹酒造の酒林
       司牡丹酒造の酒林

特に、今年なんと400周年を迎えた、高知、司牡丹酒造の,『土州 霞酒』がおもしろい。純米のしぼりたてに香り豊かな純米大吟醸のオリをからませた「うすにごり」が実に美しいのだ。
まるで、桜の花が舞い散るような、もしくは、遠くの山々が朧にかすむ景色のような、はたまた、ふんわりとやさしく甘い風に頬をなでられるような、なんとも心やわらぐ春のお酒のイメージだ。

さらに、土佐ではなくあえて『土州』という古語を使った司牡丹酒造のポリシーは、【土佐】【本物】【エコロジー】にこだわり、人々にワクワクするような日本酒の楽しさを伝導すること。
これなのだ! 季節感あふれる日本酒は、旬の食材や季節の食卓を楽しく美味しくしてくれる素晴らしいツールなのだ。さらにその土地土地のカラーが入れば、飲み手は間違いなくワクワクうきうきしてくる。
さてさて、合わせるおつまみは、なんと、『ウツボ』。うげげげ~、というなかれ。ウツボは磯の王者といわれ、驚くほど元気がよい魚で生命力にあふれ、それゆえ大変滋養に富んでいるのだ。またゼラチン質が多く、煮こごりなどを作るとそのまま置いておくだけで固まるほど。お肌にもいいのよ~ん。

そのウツボをタタキにしたものは、最上級の鶏肉のような優しく柔らかくあっさりとした風味の中に、滋養に富んだ旨味が凝縮しており、まさに「幻のタタキ」の名を汚さない美味しさにびっくり。
霞酒・うつぼのタタキセット
     『霞酒・うつぼのタタキセット』

「うつぼのタタキ」発祥の地と言われる高知県土佐市の名店「森澤鮮魚店」が見事な包丁さばきで料理し、そのまま食べられるように切り分け盛り付け、真空パックのクール便にてお届けしてくれる。
霞酒とうつぼ、一見、妙な組み合わせだけど、これがまさに春の旬の取り合わせというもの。
ウツボの旬が終わる春先に、ギリギリで間に合った霞酒なのだ。このわずか1ヶ月間程度しか出会えない2品の見事な相性を、是非とも味わっていただきたい。


しかも真に美味しいウツボの旬はせいぜいで4月頃まで。霞酒も同様に、間もなく旬が終わってしまう。
そ、それに、じ、実は、HP上での申し込みが殺到。品切れ間近という話。

さあ、さあ、お花見シーズンに先駆けて、今すぐここからネット購入だあ。

≪ご購入&お問い合わせは→司牡丹酒造
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