まず、焼酎、日本酒、ワイン、ビールのカロリーを比べてみると、最も高いのは焼酎だ、と。カロリーはアルコールの高さに比例するので当然こうなる、と。しかし、アルコールのカロリーは最初に消費され熱となって発散するので蓄積しないカロリーなのだ、とおっしゃる。
ちなみにその方式でカロリー(?)計算すると、日本酒:ビール:ワイン:焼酎が22:14:7:0になる、らしい。ゲゲゲ。そう、焼酎はゼロなんだとぉ。もちろん大量に取れば蓄積するとか。こちらも飲み過ぎ注意らしい。
確かに単純カロリーはアルコールに起因するから、焼酎やブランデー、ウイスキーなど蒸留酒は、日本酒、ワイン、ビールなどの醸造酒よりもカロリーが高い。でも蒸留酒は、何かで割って飲むことが多いし、生で大量に飲むことも少ないので、現実にはたいしたカロリーにはならない。
逆に、醸造酒はカロリーが低いけれど、ある程度量を飲むし、食事といっしょのことが多いというところが何より太る太らないにかかわってくる。ビールなどカロリーが最も低いのに、おつまみをあれこれ食べてしまうので、ビールそのもののせいじゃないのに「ビール腹」などとダイエットの大敵みたいにいわれたりしてる。現実的には、どのお酒も大きな差はなく、お酒のカロリーだけで太るの太らないのというのは、ナンセンスなのだ。
もちろん、こういった切り口での実験検証は、「あるある」ならではで、とても興味深いのだが。
し、し、しかーしっ、これでは、いかにも日本酒は太るみたいなイメージが湧いてきちゃうぞ。完全日本酒イメージダウンじゃないかい。駄目押しにゲストの女優さんが「明日から日本酒は控えよう」みたいなことおっしゃるし・・・。
なんだかもやもやしながら見つづけると、「さらに焼酎には、なんと驚くべきこんな効用がっ!!」な、なんだ、なんだ。と、ここでCM。アワワワ。
(CMあけ)
それは、香りをかぐだけで、血液サラサラ、血栓を溶かす効果があるという事実だった。
うう~ん、香りだけでも効果があるというのは、飲めない人にも朗報かも。この“脂肪酸エチルエステル類”、乙類焼酎に多く含まれている。特に芋焼酎や泡盛、それも特に熟成した「古酒クースー」に多く含まれているという。
おいおいおいおい、するってえと、なにかい。そんなら血液サラサラ“脂肪酸エチルエステル類”様がたくさん含まれている「大吟醸酒」や「吟醸酒」(カプロン酸エチルや酢酸イソアミルなど。ちなみに普通の日本酒にも少ないが含まれている)も、同じ効果があるってえことじゃねえかい、え!なんでそれを言わねえんだ、え!!
私の意見も聞かず、堺さんは番組を進める。。。⇒