2001年も終わりに近づいた12月15日(土)。
テイスティング会場は、我がワインバー・アルファ。
まずは、おすすめ焼酎のテイスティングとちょっぴりお勉強からスタート。
ラインナップと味わいは以下のとおり。
●熊本県球磨郡、〔株式会社犬童酒造〕 (米焼酎)
1)『玉の露 秘蔵15年 かめ仕込み』・・・・さらりとした中にも、長期熟成から来るなめらかさが。
2)『長期熟成秘蔵焼酒“たん”』・・・・樽熟成で、少しウイスキーのような
ニュアンスが。
3)『琥珀熟成 RYUJI 龍士』・・・・とうもろしを使ったほんのり甘い後味。
4)『初垂れ 無限大』・・・・蒸留の際に、一番最初に垂れ落ちる「初垂れ」。冷凍庫で冷やして。
●熊本県球磨郡、〔房の露株式会社〕 (米焼酎)
5)『吟醸球磨焼酎・房の露』・・・・吟醸香が楽しめる軽い仕上がり。
6)『30年古酒ブレンド “しょう エクセレンス”』・・・・コクと旨味がとけあう感じ。まろやか。
7)『かめ仕込み 古酒 房の露』・・・・初垂れを集めて熟成したもの。洗練された味わい。
8)『本格黒麹かめ仕込み “時代蔵八”』・・・・黒麹は濃くのあるタイプに仕上がる。お湯割が最高。
●鹿児島県出水郡、〔長島研醸有限会社〕 (芋焼酎)
9)『さつま島美人』・・・・心地いい甘味と飲み飽きしない後味。おすすめ。
●宮崎県日向郡、〔宝酒蔵〕 (米焼酎)
10)『洞窟かめ貯蔵 “巌窟王”』・・・・あっさりとソフトな口あたり。飲みやすい。
●鹿児島県出水郡、神酒酒造株式会社 (芋焼酎)
11)『黒麹かめ仕込み “黒甕”』・・・・まるでモンブランのような甘い香り。旨味も十分。お湯割もいい。
●鹿児島県薩摩郡、〔小牧醸造株式会社〕 (芋焼酎)
12)『一刻者』・・・・頑固者の名前どうり、こだわりの焼酎。ふくらみとなめらかな味わい。
さらに、8は球磨盆地からの仕込み水、12は鹿児島からの湧き水を、それぞれ、
前の晩から6:4で割っておき、“ぢょか”と呼ばれる入れ物に入れ、直火で温める《究極のお湯割り》をサービス。水道水の直前お湯割りとは、なめらかさが断然違うのにビックリ。これは、ご家庭でお試しあれです。
さて、問題のブラインドテイスティンクですが・・・・・・。
銘柄は(順不同)、富の宝山/魔王/森伊蔵/伊佐美/野うさぎの走り、の5点。
以下は、参加者30名のテイスティングのコメントです。どれがどの銘柄か、わかりますか?答えと人気ナンバー1アイテムは最後に。
■銘柄1)・・・・焼き芋やクッキーみたい。濃くてまろやか。野太い感じ。芋の感じが個性的でおいしい。甘味があるがさっぱり感もある。個性的。臭い。
■銘柄2)・・・・ドライ。米かな~。飲みやすくて癖がない。個性がないともいえる。上品。ほんのり甘いから芋だろうけど、臭さを消そう消そうとしているのか、軽い。
■銘柄3)・・・・匂いがあまりない。すっきり辛口。鋭い痛みのような味。アルコール高いのか? 日本酒でいえば、「上善全水の如し」みたい。
■銘柄4)・・・・スイートポテトみたい。樽使ってる? 甘味と辛さのバランスがいい。何よりアフターに旨味と香ばしさがありおいしい。後味が長い。最初の印象が弱い。ちょうど1、2、3を混ぜたような感じ。芋らしいけど、華やかで、広がりある味。
■銘柄5)・・・・ううっ、つよい。甲類に近い? アルコールの甘味あり。ピリピリする。特徴とインパクトあり。グラッパみたい。
さて、どれがどの銘柄かは次のページで。