<Q2>りょうこおねえさんはどんなお子さんでしたか?また、子どものころの夢は何でしたか?
<A2> 幼稚園の頃はとっても人見知りで、幼稚園に送りにきたおかあさんがいなくなると泣いてばかりだったそうです。その当時は、将来ケーキ屋さんになりたいと思っていました。女の子なら一度は思う夢かもしれませんね。小学校の卒業文集には将来の夢を保育士さんと書いていました。その後はピアノの先生になりたいなと思っていた時期もありました。
音大に入学して本格的に音楽をやり始めた頃、漠然と音楽に携わる仕事がしたいと思っていましたが、クラッシクだけというわけではなくて、色々なジャンルの音楽にも興味がありました。昔から子供向けの歌は歌詞の面からも興味はありましたね。
振り返ると、ケーキ屋さんにはなれなかったけど、小学校からの大学までの夢は、音楽や子どもに携わる仕事という部分から考えると形を変えて叶っているようで、とても幸せですね。
<Q3>どうしたら、ピアノが上手になれますか?
りょうこお姉さんは、音楽大学の器楽科で学ばれたそうですが、子どものころ、ピアノの練習がいやになったことなどありませんか?
どうしたら、お姉さんのようにピアノが上手になれるのか、ピアノのレッスンをしている子ども達に励ましのメッセージをいただけますでしょうか。
<A3> 私は6歳からピアノをはじめたのですが、ハノンなど指の動かし方の基本練習が好きではなくて、簡単でも曲になっているのを練習している方が楽しくて好きでしたね。
小学生の終わりごろにどうしてもうまく弾けない曲があって、そこで半年ぐらいつまずきました。弾けない曲を練習しているのが辛くて、その時はその曲から逃げて自分の好きな他の曲を弾いていました。だけど嫌いな曲を避けて練習しないでいると、いつまでたってもその曲から抜け出せないんですよね(笑)その事に気づいてからは苦手な曲ほど練習する様になりました。
上手くなるには、ピアノが好きと思えることも大事ですね。私の場合、中学生の頃友達と連弾をする機会があって、それがすごく楽しかったんです。ピアノの練習って基本的には一人で練習する事が多くて、誰かと一緒に弾くことがあまりないんですよ。なので、友達と一緒にピアノを弾いた時は、「ピアノが弾けて良かったな」「音楽って楽しいな」と思いました。それと同時に友達のようにもっと上手くなりたいなとも思いましたね。
思い通りに弾けないとピアノが嫌いになったりすることもあるかもしれないけど、そんな時はピアノをやっているお友達と一緒に励ましあいながら練習したり、好きな曲を披露しあったりすると楽しくなるかもしれませんね。苦手な曲にぶつかっても、それを乗り越えれば、今までよりもっと上手に弾けるようになるでしょうし、そうなるとピアノがもっと好きになると思いますよ。