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掃除が苦手な人でもOK!新築を汚くしないハウスケア

新築の住まいには独特の真新しさ・ピカピカぶりは、美しいがゆえ掃除にかける意欲がイマイチ沸いてこない……なんてことはありませんか?新築・中古、購入・賃貸問わず、知っておきたい「新しい住まいの綺麗」をキープするハウスケアの秘訣をご紹介します。

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド

新築の美しさをキープしたい!掃除が苦手でもできる「住まいの綺麗」

掃除が苦手でも大丈夫な新築のケア方法

むしろ「え、新築じゃないの?! 築10年ってウソでしょ!」くらい、言わせてみたいマイホーム

購入にしても賃貸にしても、新築の住まい独特の真新しさ・ピカピカぶりは共通しています。言ってみれば「綺麗過ぎる!」。でも、その突き抜けた真新しさ、美しさゆえに、掃除にかける意欲がイマイチわいてこない……「なにも目を三角にして掃除しなくたって」「当分大丈夫でしょ?」という油断が生じがち。でも、その結果住まいはどうなってしまうのでしょう?

「新築」は、問答無用の新しさがそこに住まう人の心を高揚させる、魅力あふれる住まいです。そしてその魅力を長続きさせる秘訣は、ひとえに「その綺麗さをキープ」させることに尽きます。また、新築ではなくてもリフォーム直後であれば、新築と遜色ないか見分けがつかない程度に「綺麗過ぎる」もの。

新築・中古、購入・賃貸問わず、知っておきたい「新しい住まいの綺麗」をキープするハウスケアの秘訣。ここでひとつ押さえておきませんか?
   

住まいを傷める「暮らし方」

ほぼ同じ間取りの同じ建物が、ほぼ同時に分譲され、入居もほぼ同時……そんな建売住宅やマンションであっても、各々住んで1年も経つころには、内も外も、だいぶん見てくれが変わってくるものです。

傍目には面白がれるこの差異ですが、各々の住まい手としてはしかし気になることでしょう。ここで最初に結論めいたことを言ってしまいますと、住まいの傷みを左右するのは、実は「掃除」頻度や技術より、むしろ個々の「暮らし方」、つまりその家に住まう人々の「ライフスタイル」なのです。

実際には周辺環境など詳細な条件により、絶対とは言い切れないのですが、およそ一見して「綺麗をキープしづらい」住まいには、このような共通項があります。
  • 家族数が多い(2人より3人、4人、5人……)
  • 窓を締め切りがち(とくに雨戸を開けない。留守がち)
  • エアコンなど空調を稼動しがち
  • お留守番ペットがいる(哺乳類のみならず、爬虫類、両生類、魚類含む)
  • 未成年の子どもがいる(とくに学齢前の子どもが複数)
  • 家族一人当たりの占有面積が小さい
  • 日当たりが良すぎるか、悪すぎる
  • 鍋物、揚げ物、焼肉頻度が高く、喫煙する
これらの項目ごとの詳しい説明は長くなり過ぎるため割愛しますが、住宅という大きな括りではあっても消費財、所詮モノ。使用頻度が高ければ高いほど、使用する際の環境条件が厳しければ厳しいほど、劣化のスピードはいや増すということを覚えておいてください。

特に住まいの中に飛散する「水」と「油」(具体的には、水蒸気と油煙、ヤニ)には要注意です。これらは著しく住まいを劣化させる主原因です。水蒸気や油煙は、部屋の空気中に舞う繊維ホコリや土ホコリと混じり合い、住まいのそこここで発生するカビやダニの成長を促し、ひいてはシロアリやゴキブリの定着をも促してしまいます。
 

「暮らし方」を補完するハウスケア

折角の新築の住まいを、カビが生え、ダニがわき、ゴキブリが跋扈(ばっこ)し、ひそかにシロアリが暗躍するような住まいにしてはなりません。が、誰もそんな住まいに「したい」と欲してなどいないと思います。そもそも先に挙げた「傷みやすい」住まいの条件に合致してはいるけれど、指摘されたところで止めようも、どうしようもない項目も多々あります。現実的にできることで、可能な「暮らし方」の補完方法……ハウスケアの思想と技法がここで生きてきます。

まずは、騙されたと思って以下のこと「だけ」を「毎日」行うようにしてください。新築に住まい始めた方のみならず、築浅のお住まい、また「掃除が苦手」というような方も、是非お試しください。
毎朝、毎晩、1~10分間の「換気」(可能な限り家中の窓を開ける。開かずの間を作らないことが大事。一箇所を長い時間開けることよりも、なるべくたくさんの開口部を「開ける」ことに注力すべき。意識して開けるべきは、寝室、浴室。真夏も真冬も。その際、カーテンや雨戸も開閉し、動かすこと)
「はぁ。換気だけ?」と半信半疑な方もいらっしゃることと思います。であれば意識して換気をしないよう、試みてみてください。半年もしないうちに、住まいの「荒れ」を自覚され、また「体調の悪化」をも意識されるのではないかと予想しますが……。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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