朝ごはん編でも何品かご紹介をしていますの、こちらもご覧ください。
↓
■内モンゴルの朝ごはん【1】
■内モンゴルの朝ごはん【2】
内モンゴルの羊料理はこんなにも奥深い!
モンゴル料理といったら、まずは羊肉。羊肉を使った料理は挙げればキリがないくらいたくさんあるのだが、なかでもこれぞモンゴルならではの調理術と思える料理をピックアップしてみた。なにせ内臓肉好きなので、ちょっとマニアックな料理が多くなってしまったが、お楽しみいただけたらと。まずはモンゴル料理の代表格。塩茹でした羊肉「チャナサンマハ」。
塩だけで茹でた羊肉をナイフでこそぎながら切り分けて食べる、羊肉本来の味が存分に堪能できる料理である。写真は左右ともにチャナサンマハなのだが、実は違う料理。
左は、温かいまま提供されるタイプ。温かいので、切り分けると身離れがよく、肉質もとてもやわらかい。羊特有の強い香りはあまりなく、ほのかな甘みが感じられてとても美味。
右は冷たいチャナサンマハ。肉質は固めで繊維がぎゅっと収縮しているといった食感。塩味はほんのり。お茶に入れてやわらかくして食べるのが一般的だ。
羊の丸焼き。塩茹でした羊肉に比べ、数種類の調味料を加えているので、味わいが深く、香ばしさも楽しめる料理である。
左は結婚式などお祝いの席で出される、子羊の丸焼き。大きな(ちょっと大きすぎ?)赤いリボンを飾ってとても豪華。皮はパリッとツヤがあり、肉質はしっとり。
右は丸焼きにしたものの半身。好みで唐辛子や醤油ベースの濃厚なタレにつけて食べるのだが、口に入れると、これが皮がパリパリッとしていて、その後に脂がジュワ~っ。身はしっとり。イチバンおいしい部位だと薦められた(人によって違うようだが)背中の肉をいただいたのだが、これが本当においしい。特に皮の旨みはいまでも忘れられない。