最近、東京にまた新たな国の料理店がオープンして、東京のエスニック店はさらにグローバルになった。なんと、西アフリカのセネガル、マリ、コートジボワール、ナイジェリアの料理を出す店が登場したのだ。

外観
遠くからでもひと際目立つ看板。
浜松町駅南口から徒歩1分。周りに店がほとんどない寂しい場所に、その店はぽつりと佇んでいる。
「カラバッシュ」。アフリカで 、“神殿に供物をささげたりするときに使う、ひょうたんのようなもの”の名をもつ店だ。

煌々と輝く看板脇の階段を降りると、間接照明を上手くつかったスタイリッシュな雰囲気に、一瞬驚かされる。西アフリカ料理と聞いて、てっきり吉祥寺の「アフリカ大陸」のような少しあやしげな雰囲気を想像していたら、あれ?!ちょっと拍子抜け。
しかしながら、このエントランスには妙に惹かれるものがあった。入り口へと一歩、また一歩と足を進めるごとに、次第に期待感が高まっていくのが感じられた。

わたしは、初めて訪れる店に足を一歩踏み入れる瞬間の、あの心地よい緊張感と期待感が好き。同じ店に何回も通うよりも、いつも新しい店を求めてしまうのは、こんな感覚を楽しみたいからなのかもしれない。このカラバッシュのように、入店前にワクワクするような店にめぐり合うと、ますますレストラン開拓に拍車がかかってしまうのだ。

プロシェット
羊のハツとレバーのプロシェット(串焼き)
さて、さっそく店内に入ってみる。
すると、広々としたスペースにアフリカの楽器や家具が置かれ、心地よく流れるアフリカン音楽に柔らかい間接照明・・・。
そこには、アフリカンカルチャーをゆったりと楽しむための条件がすべて揃っていた。雰囲気は、まさにわたしのストライクゾーン。かなりぐぐっとくるものがあった。
大人がしっとりとした時間を楽しみつつ、時には子供のようにはしゃげる空間までも併せもっている、なんとも不思議な雰囲気だ。