まだこの他にもボーズ(蒸し餃子)、ホーショール(揚げ焼き餃子)、バンシ(茹で餃子)、肉餅などたくさんあるが、先ほども申し上げたとおり、肉はどれも羊肉(ちなみに、野菜メニューもありますよ)。
そこでおすすめしたいのが、牛乳酒。
「モンゴルでは、羊肉を食べて牛乳酒を飲み、羊のスープで体を温めたら、アイラグというアルコール度数がわずかのヨーグルトドリンク(さまざまなフレーバーがある)で〆るんですよ。」
こうすれば翌朝二日酔いもなく、羊肉パワーで体調もよくなるのだとナーリンさんはいう。
ナラさん
内モンゴル出身のナーリンさん。手に持っているのは牛乳酒(アルコール56度のもの)

調べてみると、モンゴルの牛乳酒は800年の歴史を持つ天然食品。
人体に必要な微量元素やアミノ酸、ビタミンが多く含まれ、メチルアルコール含量が世界のお酒の中でも最も低いということから、健康食品として評価されているのだとか。確かにわたしも、モンゴル料理とよく合うから46度や56度のものをストレードで飲むけれど、翌朝はスッキリ。(アルコール度数が高い割には口当たりがよいので、結構量は飲んでしまうのですけどね。)羊肉をあまり食べなかった友人は、牛乳酒を飲んで酔いがまわっていたので、やはりお酒と羊肉の関係には何かしら秘密があるようだ。

料理のおいしさもさることながら、この店はナーリンさんのお人柄でリピーターが日々集まってくる。私もそのひとりなのだが、気さくながら、プロ意識をきちんと持ったサービスがとても心地よく、笑顔も素敵。聞けば、モンゴルの5星レストランで長年勤めていたという。
そんな内モンゴル出身のナーリンさんからひとこと。
野菜
コースについてくる野菜料理はこんなにもたくさん。単品でも注文可。

「モンゴル料理は臭い、肉ばかりというイメージがあるとおもいますが、肉質や調理法に気をつければ臭みはありません。内モンゴルでは、肉だけではなく、野菜もたくさん食べるので、コースでは野菜料理をたくさんお出ししています。ぜひ一度足を運んでみてください。」

モンゴル料理店「故郷(ノタガ)」では、普通に食べて飲んでも4000円くらい。店の料理をほとんど食べられる4200円コースを頼めば5000円ちょっと。
バター茶
席につくとバター茶と揚げ菓子でもてなしてくれる。(サービス)
高いお酒をたくさん飲めば、それなりの価格になってしまうが、普通に食べて飲んだらかなりお値打ち感がある。
事前予約でコースに食べたいものを組み込んでくれるため、とりあえずコースで注文し、足りなければあとから追加する形をとるのがよさそうだ。
モンゴル料理店が軒並み閉店しているいま、ぜひともがんばってほしい、そう切に願っている。

■モンゴル料理「故郷(ノタガ)」
所在地:東京都 豊島区 池袋2-63-6パレスガーデンミラノ1F 
TEL:03-5951-8894
営業時間:17:00~23:45(23:00LO)
定休日:なし
交通・アクセス:JR池袋駅北口より徒歩5分
地図:

HP:故郷(ノタガ)
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。