ベトナムを旅したかたなら行ったことのあるかたも多いのでは?
ホーチミンにある宮廷料理として有名な中部フエ料理のお店『 Phu Xuan 』
この有名店の支店がなんと東京にOPENしました!


ベトナムからやってきたシェフが腕をふるい、本格的な料理を堪能させてくれるということでさっそく訪れてみることにしました。

場所は泉岳寺駅のA2出口からでてすぐ目の前。まわりの雰囲気とはちがい異彩をはなっている外観なのですぐわかるとおもいます。
落ち着いたトーンのソファやテーブルがならぶ店内はいたってシンプル。
席数が28席とこじんまりとしているものの、店内の明るさをぐっとおさえた間接照明と天井の高さで大人の雰囲気が漂います。
(ただ、声がとても響くので、同店しているかたによって居心地はかなりかわってきてしまうとおもいます。)

メニューは4500円、7500円の2コースが中心。アラカルトもありますが内容はコースとまったく同じ。ベトナム本店の看板メニューがほとんどコースに組みこまれています。
7500円のコースは4500円にくらべて一品多く、デキャンタのワイン(白or赤)がつきます。(コースの内容はそれぞれ違います)
今回はベーシックの4500円のコースのメニューをご紹介いたします。




まずはおなじみの生春巻。(写真左)
カラシ菜をつかったものもこのお店では有名。7500円のコースでいただけます。(写真右-こちらはベトナム本店のもの)

バインベオ
小皿ごと蒸した米粉にカリカリの干しエビなどをのせてタレをかけて食べる宮廷料理の代表的な料理。
スプーンでまわりをクルっとはずして食べます。
本店のバインベオはクルっとはずれたのにくらべ、こちらのお店のものはどうもうまくはずれませんでした、、、。
プルンとしていなくてベチャッ。ちょっとショックでした。

バンボットロック(小エビと豚肉包み)

小エビと豚肉をベーストにしたものをタピオカ粉を溶いて蒸した皮でつつんだもの。
あっさりとしていながらもコクのあるやさしい味です。

フエ風竹の子のサラダ えびせん添え

竹の子をふんだんにつかったサラダ。えびせんにのせていただきます。

カンホァキムチャム(フラワースープ)

ストレスに効果バツグンの花がはいった体にやさしいスープ。
残念ながら味がすこし濃かった、、、。

コムネム(フースアン8品まぜごはん)


日本ではあまり見かけないフエの代表的なご飯。
フエでは蓮の実がはいったご飯を蓮の葉で包んだものも有名です。このご飯は7500円のコースでいただけます。(写真右-こちらはベトナム本店のもの)

バンファット(緑豆とココナッツのケーキ)

緑豆をペーストしたものをココナッツを練りこんだ米粉で包んだデザート。

このほかにベトナムのお茶がつきます。


フエはベトナム最後の王朝が存在した古都。
フエの料理というと他の地域にくらべて少し辛みがきいていることと宮廷料理があることで有名です。
フエ王朝時代に生まれた宮廷料理は見ためが上品で美しく、体にとてもやさしい味つけで米粉をたくさん使うのが特徴です。

東京店はメニューが少ないのでほとんどの料理が米粉をつかったものになってしまい、炭水化物ばかりでさすがにすこし飽きてしまいました。
“もう少しメニューがふえれば楽しめるのに…値段ももっと良心的だったら…。”
これがわたしの正直な感想。

今後メニューがリニューアルされることを願っています。
(最後に訪問した日 2003.3)


2004.8 加筆

オープン当初は数回訪れていたものの、最近ではめっきり足が遠のいていたこの店に、先日1年ぶりに再訪しました。

メニューのラインナップや価格は、ほとんど変わっていませんでしたが、味に関しては大きな変化がありました。
以前、塩辛く感じたカンホァキムチャム(フラワースープ)は、ダシがしっかり効いたやさしい味に仕上がっていて、生地がベショッとしていたバインベオも、心地よい食感がしっかりと楽しめました。料理によって薄味のもの、塩味やスパイスを適度に効かせたものなど、味の強弱もはっきりついていたので、満足感が得られたように思います。

オープン当初に比べると客層が落ち着いたようで(年齢層は比較的高め)、声の響きはほとんど気にならなく、しっとりと食事がいただけました。

ベトナムの上品な古都フエの伝統料理を、静かに語らいながら堪能できるという面では、使い勝手のよい店ではないかと思います。

『 Phu Xuan 』 03-3443-1763

 東京都港区高輪2-15-8グレース泉岳寺前ビル1F
 泉岳寺駅から徒歩1分 
 11:30~13:30、17:00~22:00 日祝休

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