最近、スーパーなどでよく見かけるようになったエスニック食材。使ってみたいけど使い方がいまひとつわからないし、買ったら余ってしまいそう・・・とおもうことってありませんか。
エスニック食材は、個性的なものが多いので使うのに少し勇気が要るかもしれませんが、特徴を知ってしまえば日常使いできるものばかり。普段作っている料理に少し加えるだけで、あっという間にエスニックな味に大変身させてしまう優れものです。
代表的な調味料を簡単にできるレシピとともにご紹介したいと思います。
今回は『ナンプラー』
■特徴
小魚を塩漬けにし、発酵させた上澄みを熟成させたタイの代表的な調味料。秋田の「しょっつる」石川の「いしる」と似ている。値段は、1本200mlで¥300くらい。
■用途
日本の醤油のような使い方とほとんど同じ。煮物や炒め物、鍋物のベース、サラダなどあらゆる料理に使えます。
味噌汁の隠し味として、ちょっと加えるのもおすすめです。
焼きナスに・・・
<作り方>
にんにく、戻した干しえび、赤唐辛子、ナンプラー、レモン汁、砂糖ひとつまみを混ぜ合わせる。
しばらく置き、味をなじませて焼なすにかける。
チャーハンに・・・
<作り方>
いつも作るチャーハンの最後に、ナンプラーをひとふりするだけ。香ばしさを出すため、ナンプラーは鍋肌にかけてください。(写真はエビ、卵、万能ねぎのチャーハン)
※ニンニクや醤油を少し加えると、香り高く仕上がります。
野菜炒めに・・・
<作り方>
こちらもいつも作っている塩、胡椒で味つけしたお好みの野菜炒めに、最後にナンプラーを加えるだけ。(写真は小松菜、にんじん、玉ねぎの炒め物。熱したフライパンに油を入れ、薄切りにしたにんにくを入れて、香りを出しています。)
※合わせる野菜は、もやし、キャベツ、ほうれん草などの青菜、じゃがいもなどなんでもOK。肉やエビ、イカなどの魚介類を加えても美味しくいただけます。
個人的には、少し苦味のある小松菜、茎の真ん中に穴があいた空芯菜の炒め物がオススメ。タオチオという大豆から作った味噌のような調味料を入れると本格的な味に。