○生春巻きの秘伝のタレ
~ ベトナムのベテラン主婦 “ハイ サン”より ~
○手軽な材料で作れるタレ
~ オリジナルのアレンジレシピ ~
前回は、生春巻きの作り方をご紹介しました。(くわしくは“こちら”から♪)
今回は、生春巻きはこれでキマル!といわれている『つけダレ』のレシピです。
ベトナムではつけダレにはかなりこだわりをもっているようで、家庭によって味はかなり違います。今回教えていただいたハイ サンのタレは、たびたび訪れるお客様に大好評のよう。(実はハイ サンの旦那様は貿易商の社長。来客がとても多いようなのです。)
さあ、そんなベトナム人もうなる秘伝のタレをご紹介していきます。
■ ハイ サンからのアドバイス ■
『 おいしいタレを作るには、常に味見をしながら少しずつ材料を加えていくことがコツ。焦らずにじっくりとつくることが重要ですよ。 』
とのことでした。
ハイ サンはかなり目分量でやっていましたので、ご紹介する分量はあくまで目安になっています。辛さや甘みはお好みで調節してください。
《 材 料 》
中国味噌(大豆豆味噌) 計量カップ1杯分
緑豆(皮なし) ~ 水戻ししておく ~ 大さじ4
ココナッツ水 300ml
にんにく ~ みじん切り ~ 大さじ2~3
生唐辛子 ~ みじん切り ~ 大さじ1~2
砂糖 大さじ5
大豆油 大さじ2
レモン 適宜
『トッピング』
・ピーナツ(炒って皮をとり砕いたもの)
・フライドオニオン
(玉ねぎのスライスをじっくりときつね色になるまで揚げたものor市販のもの)
・粉唐辛子
お好みのものをどうぞ
《 作りかた 》
【1】 水戻しして柔らかくなった緑豆、中国味噌を入れてミキサ
ーにかけ、緑豆が均一につぶれたら様子をみながらココ
ナッツ水を少しづつ入れ、(少しトロっとする程度)
もう一度軽くミキサーにかけてザルなどで漉す。
【2】 鍋に大豆油、にんにくを入れて火
にかけ、香りが出たら【1】、生唐
辛子を入れる。
【3】 沸騰したら絶えず鍋底とまわりを
かき混ぜ、全体の色が濃くなりあ
る程度のとろみがつくまで煮詰め
る。(木べらでかき混ぜたとき鍋
底がみえるくらいになるまで)
【4】 砂糖を少しづつ加え、味見をしながら味をととのえる。
(この時点でかなり甘いとかんじるくらいがちょうどいいで
す。
わたしは砂糖を大さじ3ぐらい入れて味見をしたら、甘み
はじゅうぶんだったのでハイ サンに確認してもらったんで
す。そうしたら、
『 ダメダメ、もっともっと。甘いほうがおいしいのよ。』
といってドバドバと砂糖を。“エッ?!ま、まだ入れる
の~?!”って一瞬あ然としてしまったのですが、あ
とから生春巻きにつけて食べたらこれまた不思議。
ちょうどよい味になっていたんです。
あのままだったら逆にもの足りなかったとおもいます。
【5】 冷まして器に盛って食べる直前にレモンを絞り、よくかき混
ぜて生春巻きにつけて食べる。
お好みでピーナツなどをいれて食べてください。
ご紹介した材料のココナッツ水や中国味噌は、残念ながら、日本ではなかなか手に入りません。。。
次のページでは、日本で手に入る身近な材料で近い味になるようにアレンジしたレシピです。