桜エビ(駿河湾産)と菜の花のタリオリーニ。 |
タリオリーニはもっと濃厚リッチなソースと合わせることが多いですが、私はこういう軽い魚介ベースで合わせるほうが好きですね。そのほうがパスタ本来の旨味や食感が生かされると思いますし、そういう意味でもこの「桜エビ(駿河湾産)と菜の花のタリオリーニ」は秀逸。ファンタスティコ!
・Secondi
北海道産タラのムニャイヤ |
全体に均一に火入れされたバランスの良い身質は、脂のノリもプリプリの食感も申し分なく、アロゼでしっかりと焼き色を付けられたであろう皮目が特に素晴らしい味わい。
ソースは、安納芋のピュレと、スーゴディカルネのWソース。甘味たっぷりの安納芋ピュレと、そこにコクと旨味を加味するスーゴディカルネが相まって、実に複雑で官能的な生み出し、これがタラの身と申し分のない相性を魅せつけてくれます。
そして、大好物の「雲子」部分も、最適な火入れが施されていて、外はこんがり、中はとろ~り、と「たこ焼き」のような食感が堪らない! 外国産ではなく、国産の雲子だからこその魅力を活かしきった一皿で、先程のタリオリーニに続き、これまた傑作の域。
あと、「ムニエル」ではなく、ちゃんと「ムニャイヤ」と表記してあるところが、イタリア愛好家としては密かに嬉しいポイントですね。
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