ランデブー・デ・ザミ(2ページ目)

取り分けする“愉しさ”

・黒豚スネ肉とタンのマデラ酒煮込み

黒豚スネ肉とタンのマデラ酒煮込み

メインで選んだ一皿は、ビストロ料理の代表格ともいえる「豚肉料理」。使われている部位は、豚スネ肉と豚タンの2種で、どちらも程良く煮込まれていて、繊維まで柔らか。味もしっかりと染み込んでますし、これはメニューにあれば是非食べていただきたい料理の一つ。特に豚タンは、贅沢なぐらい分厚くカットされているので、食べ応えも抜群！ また、味のベースとなるマデラ酒のソースは、煮詰め加減が絶妙で、官能的なまでに甘く優しい味わいが、とても印象的な仕上がり。

さらに、スネ肉とタン以外にも、「甘藷」「小芋」「銀杏」「エリンギ」など、サブ食材もたんまりと盛り込まれており、取り分けするのが、とにかく楽しい！　これぞ、ビストロ料理の真骨頂。仲良く取り分けして、楽しめるのがビストロ料理の醍醐味でしょう。店名の“Rendez-Vous des amis”という名の通り、大切な人達と一緒に楽しく美味しく盛り上がりたい逸品といえますね。

・焼栗のミルフイユ

焼栗のミルフイユ

そして、続くサプライズは、デザート！　一人前で、このボリュームです！　シェフの素晴らしい思い切りの良さに、拍手を送りたいですね。まさに本場フランス仕様。でも、真に驚くのは、食べてから。これだけの量でも、ペロリッと食べきれてしまう羽のような軽やかさ。まるで幾枚もの翼が折り重なっているかのようなルックスも美しく、食べるのがもったいないほどの一皿です。

口に運ぶと、フワリと舞うようにパリパリッのサックサク感が拡がり、続いて栗のアロマが、秋の訪れを伝えるかのように鼻腔に届きます。合わせてあるソースは、蜂蜜とエスプレッソを煮詰めたもので、これが程良い甘味とアクセントをミルフイユ全体に付与しているのも見事。

また、ミルフイユを食べ進めていくと、中からはいくつもの焼栗がごろんごろん！　栗好きの私としては、何とも幸せにしてくれる逸品でした。

大切な人達と楽しく、幸せなビストロ時間を是非

温かい笑顔と美味料理でもてなしてくれるシェフ＆マダム。気前のいいボリューム。パテやブーダンノワール（ブラン）などの王道メニュー。すっきりとしたシンプルな店内など、ビストロに必要とされる様々な要素が詰まった新星店。南森エリアの使えるビストロとして、書き留めておくべきお勧めアドレスです。

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＜DATA＞
・店名： Rendez-Vous des amis （ランデヴー・デ・ザミ）
・所在地：大阪市北区西天満5丁目-10-16 植月ビル1階
・アクセス：大阪市営地下鉄「南森町駅」徒歩約5分
・地図：Yahoo!地図
・TEL：06-6362-1575
・営業時間：11:30～14:00、17：30～21：00
・定休日：不定休