神戸グルメ/神戸・兵庫のフレンチ

ル・パッサージュ(Le Passage)(3ページ目)

フレンチの名店「ル・パッサージュ」が2006年12月に移転。全席テーブル席となり、よりエレガンスで華やか店内に新生! この美しき空間で極上の料理達をぜひ。

執筆者:麻生 玲央


極上デザートは大人味

・デザート
ミルフィーユ。
苺・クリーム・パイ生地の一体感が見事。もちろんポーションもたっぷりです。

苺のミルフィーユ

ミルフィーユというと、どうしてもパイ生地が重くてザックリしたものが多いですが、ここのミルフィーユはクリーム共々とても軽やか。羽が付いているようなライト食感にも関わらず、フォークを入れた時も型くずれしにくいので食べやすく、まさに理想的なミルフィーユ! 苺の甘さが引き立つ程度に甘さを抑えたテイストなのもヘルシーで嬉しいところです。


ガトートリュフ グランマニエ風味
ガトショコ。
デザートは数種類から一品選べますが、ショコラ好きなら是非これを。


ほんわかビターな味わい、エレガンスなルックス、グランマニエのアクセント、そしてコクの深いアフターの持続性。それら全てに驚かされる一品。こんな想像以上のハイレベルなガトートリュフは、そうは出会えませんよ。本場のテイストというか、まさに大人のケーキ。訪問した際にメニューにあれば、迷わず選ばれたほうがいいでしょう。

ベテランシェフによる奥深い味わい

ハニー。
この日はハーブティを選択。砂糖の代わりに6種類のスコットランド産ハチミツ、イタリア産、スペイン産ジャムなどから一つを選べます
神戸でもっともお奨めできるフレンチの名店。シェフが20年かけて到達された「素材と向き合う」ことで生まれる料理世界は、ある程度の経験値を備えた「舌」の肥えたグルマンにこそ強くお奨めします。特にこの店のジビエ料理はジビエ好き、ジビエ通を自称する方達には何としてでも食べていただきですね。関西で……いや、日本国内でこれだけ素晴らしいクオリティのジビエ料理が堪能できるレストランは数えるほどしかないでしょう。

初めて訪問される方は予約の際に、前菜の「フォワグラのソテー フランス鶏の玉子 マデラソース」と、ジビエ料理の2皿は是非ともリクエストしてください。

フランスの片田舎にジビエを食べには行きたいけれど、諸般の事情でそんな暇はない、という方は一度足を運んでみてください。ささやかな幸せを味わえる一軒です。

「ル・パッサージュ」も掲載されているレストランガイドブック「もう一度食べたい! あのお店の一皿」>>詳細はこちら

<DATA>
・店名: ル・パッサージュ(Le Passage)
・所在地:神戸市中央区山本通一丁目7-11 Demainビル5F
・アクセス:阪急線三宮駅 徒歩8分程度
・地図:Yahoo!地図
・TEL:078-241-7118
・営業時間:昼12:00~14:00(LO) 夜18:00~21:30(LO)
・定休日:火曜日
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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