出産した女性の2割から3割は訳もなく涙もろくなったり、不安で眠れなくなったり、自信をうしなってしまったりという精神的な不安定な時期を経験します。

こういった症状は、マタニティーブルーといわれます。

出産による疲れや慣れない育児だけが原因ではなく、妊娠・出産による女性の体内でのホルモン変化が、このマタニティーブルーの原因として大きく係わっていると考えられているそうです。

これまでは、妊娠、出産にともなう自然な生理現象として積極的なケアをされることなく見過ごされてきましたが、マタニティーブルーを安心してケアできる香りがみつけられました。


この特別な香り「β-カリオフィレン」を商品化したメディカルフレグランス
の渡辺好子社長にお話を伺いました。

出産によるホルモン変化がマタニティーブルーの引き金になる


妊娠によって女性ホルモンのひとつプロジェステロン(黄体ホルモン)の血中量は、通常の50倍程度にまで増加します。これが、出産によって胎児とともに胎盤も体外に排出されるため、プロジェステロンは急激に減少してしまいます。

このグラフは女性ホルモンの相対的な関係を表したもの。妊娠によって増大していた女性ホルモン量が「出産」時に激減したことがわかります。

この急激なホルモン減少によって、多くの人が一時的な情動不安におちいるわけですが、これがマタニティブルーと呼ばれているものです。

社会環境の違いもあるのでしょうが、欧米ではマタニティーブルーになる人が多く、産後5割~8割近くの人がなるという統計もあります。

通常は、2~3日、長くても1カ月程度で回復しますが、このプロジェステロンの劇的な変化は、うつ病(産後うつ病)を発病するきっかけになりやすいと言われています。


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