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『うしろにいるのだあれ』の作者にインタビュー 愛子様お気に入り絵本の誕生秘話(3ページ目)

愛子様のお気に入りの絵本としてテレビなど数々のマスコミに取り上げられた『うしろにいるのだあれ』の作者。ふくだとしおさんに直撃インタビュー。

高祖 常子

執筆者:高祖 常子

子育てガイド

2.1枚の犬の写真から、『うしろにいるのはだあれ』が生まれた

Q.『うしろにいるのはだあれ』は、どのようにして作られたのでしょう?
A.日本に帰ってきて、写真をもとにしてペットの絵を描いていたんです。その中の1枚に、後ろを気にしている犬がいたんですね。「何か気にしているのかな~」と思ったことが、この絵本の構想につながりました。

Q.それで、犬が後ろを振り向いているところから始まるわけですね。
A.「後ろにいるのは?」と動物をつなげていって…。でも、そのまま終わちゃったらつまらない気がしました。ちょっと子どもを驚かせたいと思って、最後は「ぼく」に戻したわけです。

3.「無表情になっていた娘が心を開いた」というメッセージが嬉しかった

Q.読者からの反応で、嬉しかったものは?
A.一番嬉しかったのは、1歳9カ月の子のお母さんからいただいた愛読者カードのメッセージ。

「入院して淋しい思いをしていた娘は心を閉ざし始め、病院のベッドの上で無表情になっていました。でもこの絵本がきっかけで、私の胸に甘えてきてくれるようになり、涙が溢れてしまいました」という内容のものでした。

絵本を通して、お母さんと子どもの空気が一体化したのかな~と思いました。とてもうれしいメッセージでした。

「ふくだとしおさんは、子どもの頃、穴が好きな子だった!?」は次ページへ
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