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珍しくない!妊娠・出産による痔(2ページ目)

妊娠中には便をするときに力を入れにくいこともあって、便秘がちになるもの。痔の種類や心がけを知っておきましょう。

高祖 常子

執筆者:高祖 常子

子育てガイド

★痔の予防法や対処法

●規則正しい生活と食事

基本的には、便を柔らかくすること、便秘をしないことが大切です。バランスのいい献立を心がけて、規則正しい時間に食事を取るようにしましょう。毎日同じ時間に起きて、同じ時間に食事をするようにしていると、胃の働きも規則的になりますから、朝食後などある程度規則的な時間に、便意を感じるようになります。また、出ても出なくても朝食後などは、トイレに行くことを習慣づけるようにすると、便通がよくなるようです。

 ただし、毎日トイレに座って無理に便を出そうとするのは、かえって痔を悪化させる可能性があります。2日に1回とか、3日に1回程度規則的に排便できていれば、便秘とは言わないそうです。

 水分や繊維質のものも心がけて取るようにしましょう。ヨーグルトや乳製品なども効果的なようです。

●排便後は清潔を心がけて

排便後、便をきれいにふき取っておかないと、さらに痔が悪化する場合もあります。おなかが大きいときにはお尻をふくのも一苦労ですが、清浄綿などを利用したり、温水洗浄便座があれば使うといいようです。
 また、妊娠中は汗をかきやすいので、シャワーを浴びるようにするのもいいようです。シャワーを痔の部分にあてると、血行が良くなり、痛みも和らぐようです。お尻の穴をキュッと引き締める体操も効果的です。

妊娠中に痔を治すのは難しいようですが、産後数カ月経っても良くならない場合には、産婦人科や外科で診てもらいましょう。もちろん、妊娠中もひどくならないうちに、早めに産婦人科医に相談しておきましょう。
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※妊娠中の症状には個人差があります。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。体の不調を感じた場合は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。

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