(文/前ガイド:立石絹子)

妊娠時期には、よく聞く、ことわざや俗説などがありますね。これが調べてみると、ただの迷信や妊婦に対しての意地悪ではなく、先人達の知恵が生きた、優しく暖かい言葉たちだったりするんです。
今回は、嫁(ことわざの中の「嫁」はイコール妊婦みたいな雰囲気があります)の出てくることわざと、よく言われる通説を、何点か挙げてみました。
秋茄子は嫁に食わすな

秋茄子が、皮が固くて消化の悪いことから、妊婦が食べて下痢でもして、流産したりしたら大変だと言う意味らしい。それと、秋茄子は体を冷やす---妊婦が冷えることは毒に値するということ、また更に、茄子は種が少ないから、子種に縁遠くなると縁起が悪いので、という意味もあるそうです。

それと、漢方の解釈では、茄子には消炎、消腫、止血、清熟作用があるとなっているらしく、あまり多く食べると、妊婦には良くなさそうです。

その他に、竹の子や、きゅうりも嫁に食わすな、といわれる野菜類です。結局、冷える食べ物はよくありませんよ、ということではないかなと思います。

生野菜や、野菜の一部には体を冷やすものがたくさんありますので、食べ過ぎないように気をつけたほうがよさそうですね!
こちの頭を嫁に食わせよ

「こち」という魚は、頭が大きいのに骨が多くて身が少ない魚らしく、そんな食べにくい魚を食べさせる嫁いびりの意味に取られるけれど、多分実際は、カルシウムを取るには最適で、食べ過ぎずに済み、妊婦が太りすぎると、中毒症や難産の原因になるので、食べにくくて時間がかかる、その魚を食べさせたらいいかも、という、家族の優しさの意味だと思われます。
秋鯖は嫁に食わすな

秋鯖のような美味しいものを嫁には食わさないという嫁いびりの意味もあるけれども、実際はサバは鮮度低下が早く、中毒を起こしやすいことから、妊婦には食べさせない方がいいという意味の方が強いそうです。その他に、カマス(これも魚)も食わすな、と言われます。