“閉めとく派”の性格とは?
開けたらその都度きちんと閉めるのは、行儀作法として当然のこと……?
引き出しや瓶の蓋などを開けたら閉める、という行為は、使ったものは元に戻す、というのと同じで、礼儀作法として小さい頃から親に躾られる事柄だと思います。物事がきちんと収まっている状態を好み、その状態に安堵するため、反対に宙ぶらりんのまま片付かない状態や、中途半端で曖昧な状態が落ち着かないわけです。
けれども、たとえば前ページの冒頭で語った私の料理中の出来事のように、何度も開ける可能性があるものをその都度律儀に閉めるというのは、時に要領が悪くなることもあります。このタイプは整った状態を保つことや、手順良く物事を片づけるのは得意ですが、一度に多くのことを同時処理しなければならないような雑多な状態では、手際が悪くなったりパニックを起こしやすかったりするでしょう。
■閉鎖的、内向的な性格や二面性のある人も……
ドアや窓を開けっ放しにしておくことへの抵抗感は、このタイプの閉鎖的な、あるいは内向的な性格につながっています。人に立ち入られたくない部分や覗かれたくない部分が、人より多いのかもしれません。内と外で態度を変える、二面性のある人も少なくないでしょう。
このタイプは開放的な状態に対する不安感が強く、良く言えば用心深く、悪く言えば心配性。大らかな人にとってみれば、神経質だったり細かかったりするところがうるさい人間だと思われがちです。
次のページでは、“閉めとく派”か“開けとく派”かでわかる相性について解説いたします。