貸付を受けていても、保険に関するデメリットは少ない
契約者貸付でお金を借りても、保険金の給付などに影響しないのも魅力ですね。
配当金がつくタイプの保険であれば、貸付を受けていない人と同様に配当を受けられます。また、保険からお金を借りたからといって、税金面での不都合が生じることはなく、いつもと同じように保険の控除が受けられます。
それでも注意したいこと
返済も自由だし、金利も低いとなると、返済に関して気が緩みがちですが、うっかりしていると借りたお金の元金と利息の合計が解約返戻金を超えてしまう場合があります。それはオーバーローンとなり、所定の金額を期日までに返済しない場合は、約款の規定により契約が失効、つまり保険契約がなくなってしまいます。
いくら相殺されるといっても、利息がつくものですから早めに返済したほうがいいのは言うまでもありませんね。
契約者貸付は保険会社の運用の方法のひとつでもあります。基本的には自分のお金を使うということになりますが、きちんと保険料を支払っていないと利用することはできません。
また、利用の手続きなどの細かなことは、生命保険会社により異なりますので、ご利用を考える場合は契約している生命保険会社に確認してください。