ハード面が進化したVALUESTAR
NECのVALUESTAR春モデルの最大の特徴は、多くのモデルでCPUに Core i(コア・アイ)シリーズを採用したこと。Core 2 シリーズ(Core 2 Duo、Core 2 Quad)に比べ、並列処理とメモリアクセスが高速化された、すぐれたCPUです。このほか、一部モデルで64ビット版OSを利用できたり、最新のインターフェース規格である USB3.0を搭載するなど、将来を見据えた性能アップが図られました。
ソフトウェア面でも、録画番組をジャンプリストで表示できたり、番組表内に検索機能を加えるなど、使いやすさがアップしています(テレビ機能搭載モデルのみ)。秋冬モデル以来の、録画番組を携帯電話に転送する「外でもVIDEO」機能も健在です。
VALUESTARの春モデルは、これから始まる「新生活」シーズンに向け、テレビ機能やBlu-rayといったAV機能の強化と、それを軽快に扱える高性能CPUを打ち出したものとなっています。
Nシリーズはより薄く
主力のNシリーズは、VN770/WG6(20万円前後)、VN550/WG6(17万円前後)の2機種。従来からのカラーバリュエーションは健在で、それぞれ、クランベリーレッド、パールホワイト、ファインブラックの3色です。特徴は機体の奥行きが6cmと、3cm薄くなり、省スペース性を増したこと。また、画面サイズは20型(1600x900ドット)に統一されています。前モデルは21.5型と19型の2種でしたが、19型製品を大画面化し、21.5型製品は次に紹介するWシリーズに継承させるという位置づけです。
CPUはモバイル向けを採用しており、VN770/WG6がCore i5-430M(2.26GHzx2)、VN550/WG6がCore i3-330M(2.13GHzx2)。メモリは、標準で4GBです。