ベストセラー『女性の品格』から3年。310万部超のヒットを記録した、坂東眞理子が説く、女性の幸せについて。 |
ちなみに、“気が合う”とは、趣味が合う、食事の好みが合う、音楽やファッションのセンスが合うだけじゃない。
「コミュニケーションが取りやすい相手」かどうかということ。特に言葉でのコミュニケーションが取れる人がいい。それは、のべつまくなしに何でも言いたいことを言い合うことではなく、長い人生の折々に、日々の営みの中で、感謝も不安も含めてきちんとお互いの想いを伝えあえるということ。
これには、自然と納得してしまった。セックスレスもすれ違いもコミュニケーション不足から生まれるものに違いないから。
最後に坂東さんの言葉で印象的だったものをもうひとつ。
「絵にかいたような幸せ」――毎日家族で夕食を取り、休日は一緒に過ごし、子供を連れてバカンスにも出かける――それはすでに「夢」となっているように思えます。標準家庭にあわせなくても、自分たちの「幸せ」をつくり上げればいいのです。
自分の人生にとって、ほんとうに必要な結婚はどんなものなのか、どんな相手と一緒にいれば人生が輝くのか、やっぱり自分で考えてみるしかないらしい。
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