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30代の恋とセックスと仕事の迷いや実情を、最高にクールでファンタジックなファッションにからめながら、赤裸々にスタイリッシュに追求している。リアルとファンタジーの配分が絶妙で、多くの女性たちの共感と憧れを同時に集めていた稀有なドラマだ。
私ももちろんSATCフリークのひとりだけど……。
周囲の恋愛旅人女たち、中でも40男(たいてい既婚)と付き合っているファションアディクトな友人たちは、ドラマの放映当時、「あれは、私のストーリー!」とか、「キャリーは私なの。うちのビッグはね……」とみんな一様に口をそろえて言っていたのが、何だか、面白くもあった。
それはさておき。いち早く観てきた映画版のSATCは、マニアの私にとっても痛快にして、胸のいろんな部分がきゅんとする最強のガールズムービーだった。映画スタート30分のファッションショーばりの、めくるめく華麗な衣装変えもかなり楽しかったけれど、本コラムの性質上、ファッションではなく、やはり、本編の“恋愛”のほうを検証したい。