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働く女性にとってバツイチ男性は美味しい恋愛対象?

バツイチ男性のトラウマとは

堕ちるところまで堕ちないと終らない恋の真理を歌った東京事変の『遭難』は恋の最中に聞きたい!?

いきなりだけど、最近、恋のことを思うと、東京事変の『遭難』という曲がぐるぐる頭をまわる。「答えが先にわかったとしても、恋はいったん走り出したら止められない。

堕ちるところまで堕ちないと終れないのが恋愛だ」とボーカルの林檎ちゃんがクールに色っぽく歌っている。たしかに、大のオトナがちゃんと好きになったら、たとえその先が崖っぷちだとわかっていても、飛んでしまうしか術はない。……暴走機関車みたいだけど。

恋の理想と現実は当たり前だけど異なる。付き合う前は理想を思い描いているけど、実際に付き合ってみると、期待ハズレな部分は、どんな相手にでも必ずある。その最たる例が、(誤解を恐れずに、ひとくくりにすれば)バツイチ男だ。

実は男の人が思うより、働く大人の女にとってバツイチ男の評価は高い。だから、周囲でもバツイチ男と付き合ってる子はホントーに多い。30女側の見解としては、「傷ついた分だけ、優しさを身につけていそう」「包容力がありそう」「2番目の妻には優しいはず」(半ば妄想?)。だから、結論として「女に対しても理解がありそう!」に思えるのだ。そして何より、一度は結婚というメンドくさいことを引き受けた責任感(のありそうなところ)もまた魅力的。たとえ、それが若気の至りだったとしても、ね。

だから、3回目のデートでいいムードになった時、深刻な面差しで「実はオレ、バツイチなんだ……」とか言われても、「あ、そうなんだ」くらいの軽いレシーブしか返さない。親の頭が昭和初期だとしても、本人が30も過ぎてれば、バツイチなみの経験値と傷を背負ってる子も多いんだから(籍を入れてるか入れてないかの問題で、ディープな恋愛のひとつも経験してるでしょう。半数くらいの人は)。
 

バツイチ男性の謎は「離婚原因」に関係している?

バツイチ男性のトラウマは深い

想像よりずっと深いトラウマを抱えていて、敏感になっているのがバツイチの男心

ところが実のところ、「オトナな恋愛を育めるはず」だと期待を抱いて挑んでも、けっこう期待ハズレなことが多い。もちろん、男性の離婚の原因が何だったのかによるし、不慮の理由もいろいろあると思う。

けれど、離婚の理由の源に、「若さや勢いで結婚してみたものの、恋愛感情が冷めたとたん、相手と向き合えなくなった。関係を紡ぐのが面倒くさくなった」という場合、独身男性とさほど精神年齢は変わらないからだ。

バツイチ男はさらに謎が多い。まず、出会って付き合うまでのストロークがバツイチ男の場合、短いか、妙に長いことが多い! 前者は恋愛には飽きているのか、単に面倒なプロセスをすっ飛ばしたいのか、すぐに「結婚したい」なんて言い出したりするから怪しい。後者は、取り急ぎ、結婚願望がないのもあるだろうけど、誘い方も口説き方も遠回しでまどろっこしいことこの上ないのが特徴。

そして、両者とも、実際に付き合いだすと、何かにつけて「ホントに僕でいいの?」「他にいい男がいるかもよ」なんて、自虐的な言葉を連発して女を萎えさせる。ケンカすることを異様に怖がって、逃げまどったりすることもあるよう。

バツイチ男との恋愛に試行錯誤している女たちはみんな、「心理的な距離をなかなか縮められない」という同質の悩みを抱えている。オトナの包容力を期待していた分、疑問と戸惑いは大きいのだ。

なぜ?いったい、私たちにどうして欲しいの?
 

想像よりずっと深いバツイチ男のトラウマ影

ある時、数回デートした末に、友達関係に落ち着いたバツイチくんが、飲んだくれてこう言った。「一生かけて女の人を守れなかった自分は、ダメな男だ」と。何度も何度も。いつもはオバカなノリ全開な人だけに、その含羞と後悔がにじんだ言葉には重みがあった。決して、彼だけが悪いわけじゃないだろうに。想像以上に男の人は女の人を守りたい意志をもっているし、それが叶わなかったことは、大きなトラウマになってるんだなぁと気付かされた。

だから、恋にものすごく臆病になってるのだ。私が思っていたよりもずっと。1度の失敗で、そんなに悟れない。「離婚なんて大したことない」とか開き直っちゃう男よりも全然いい、と思う。……思うけど、いちいち、「オレのこと好き?」なんてヒネくれた光線を出されると、メンドくさいし、付き合いが陰っちゃうのも事実。
 

バツイチ男性のトラウマを解消して関係を築くカギ

バツイチ男性との関係を築く

東京事変の最新作『大人(アダルト)』にも収録されている1曲『修羅場』。恋の修羅場を端的に深く歌った楽曲は大人の女にこそ、響く。


処方箋は、「待つこと」がいちばんだと思う。彼のトラウマは、「女の人に受け入れてもらえないのではないか?」「近づいても傷つけあってしまうのではないか」という恐怖心からくるもの。だから、急いで恋を進めたがったり、反対に進めることを怖がったり、付き合ってもビクビクして距離を取っているのだ。

絡まっている糸はもがけばもがくほどコジれていくし、どんな傷も薬をしつこく塗るより、時間がたしかに癒してくれるように、ただ、そばにいてあげることが、バツイチ男の心を安定させるはず。ただ「待つ」のは苦しいけど、彼の心境を理解すれば、まだ待てるはず。

件のバツイチの男友だちもこう言っていた。「よっぽど純粋なものを相手に感じないと、もう恋も結婚もできないと思う」と。コレも傷ついた者ゆえの切実な言葉なんだろうと思った。表面上の「愛」や「家庭」を手に入れても、苦しんだり傷ついたりするだけだということを知っているから、もう純粋なモノしか手を伸ばせないのだと思う。

だから、ピュアな気持ちで彼を愛し抜けるかどうかだけがバツイチ男と付き合う鍵だし、逆にそれがなければ、女としても中途半端に苦しい恋になってしまう。行き着くことまで行き着く覚悟をもってバツイチ男と恋をすれば、一度傷ついた分だけ、次の恋の相手は大切にしてくれると思う。ただし、自分にとってそれだけの価値がある相手かどうかは見極めないとね。遭難はなるべくしないように!

■本質の恋の栄養素
東京事変『大人』
……日本有数のプレイヤーが奏でる音は酔える!のひとこと。椎名林檎が心理的に「ヌードになった」という歌詞には、痛みもよろこびも恋の深みがうたわれている。

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