国際結婚/国際結婚アーカイブ

海外でDVに悩む方へ、『愛は傷つけない』

DVとは配偶者から暴力で身体を傷つけられることだと思っていませんか? いいえ、言葉の暴力による精神的な苦痛もDVなのです。国際カウンセラー、ノーラ・コーリさんが海外で悩む日本人女性のために書いた1冊です。

執筆者:シャウウェッカー 光代

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年々増える相談件数

夫の帰宅が怖い、いつも彼の顔色をうかがっている……。そんな自分がいませんか?
最近、日本でもドメスティック・バイオレンス(以下DV)が話題になることが増えてきました。2001年に「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」(DV防止法)が施行されて以降、DVに関する相談件数は年々増加しているそうです。

また、ドラマなどにも時々取り上げられています。記憶に新しいところでは、昨年放映された『ラスト・フレンズ』。長澤まさみ演じる主人公は、夫役の錦戸亮からDVを受ける被害者であり、その衝撃的なDVシーンは大きな反響を呼びました。

それ、もしかしたらDVでは?

DVとは、暴力などで身体を傷つけることだけを指すのではありません。言葉や態度による精神的な暴力=「モラル・ハラスメント」(以下モラハラ)や、言葉での嫌がらせ・無視などの精神的虐待も、DVなのです。

しかし困ったことに、傷跡が残るというような目に見える証拠がありませんので、被害者本人ですら「これはDVである」ということに気づいていない場合もあります。国際結婚して海外に住み周囲に家族や友人がいない人で、この状況に陥っている女性は、決して少なくありません。

あなたは毎日、夫の言動にビクビクしていませんか?
自分さえ我慢すればうまくいく、夫がキレるのは自分が悪い、と思っていませんか?
自分は夫がいないとこの国では何もできない人間だ、と思ってはいませんか?

それは立派なDVの被害です。まずそのことに気づいてください。


DVかもしれないと思ったら、この本を……


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